開催まで半年を切った「大阪万博」…“爆伸び”が期待される関連5銘柄を厳選!次の狙いは「IRカジノリゾート」
2025年4月よりいよいよ大阪・関西万博が始まる。1970年に開催された大阪万博は今でも語り草になるほど、多くの人の記憶に残ったが、今回の万博はどうなるのでしょうか?大阪・関西万博を契機に注目を集める可能性がある万博銘柄を取り上げる。みんかぶマガジン特集「2025年最強銘柄84」第11回「大阪万博」ーー。
コロナとは無縁の大阪・関西万博に期待高まる
2025年4月に大阪・関西万博が始まります。4月13日から10月13日まで約半年間、大阪夢洲で開催が予定されています。 万博招致の際は、2020年の東京五輪に続くイベントとして期待されました。しかし、東京五輪はコロナ禍及びその後発覚した不祥事により完全燃焼とは言いがたい状況となりました。2024年の大阪・関西万博は盛り上がりを期待したい所です。
「問題山積み」と言われたが開幕にはめど
海外パビリオンの出展が少ない、海外パビリオンの工事が遅れるなど様々な問題が指摘されていた大阪・関西万博ですが、万博の目玉であるパビリオンは建設の目処が立ったと報じられています。問題山積と言われていた大阪・関西万博がですが、開催は予定通り行われる方向です。 1970年の大阪万博は今も強く記憶に残っている方が多いです。万博記念公園の太陽の塔は、今でも大阪の名所ともなっています。今年の大阪・関西万博はかつての大阪万博のように、多くの人の記憶に残る万博となるのでしょうか?
大阪・関西万博銘柄の注目銘柄
2025年の国内最大のイベントとなる大阪・関西万博について、どのような銘柄が関連銘柄となるのでしょうか。大阪・関西万博で注目が集まる可能性のある銘柄を、大阪・関西万博銘柄として取り上げてみました。 近鉄グループホールディングス(9041) 関西の私鉄にして、国内最大手の私鉄である近鉄を傘下に持つ持ち株会社です。大阪・関西万博会場の最寄りの夢洲駅は大阪メトロ中央線の駅となりますが、近鉄は中央線に乗り入れており、乗客数の増加が見込まれます。 バンダイナムコHD(7832) 大阪・関西万博の目玉パビリオンである「ガンダム・ネクスト・フューチャー・パビリオン」を出展。人気アニメ「機動戦士ガンダム」の実物大模型(高さ17メートル)の展示を予定しています。万博でガンダムが世界的な注目を集める可能性があります。 NTT(9432) 同社も人気化が予想されるパビリオン「Natural(ナチュラル)」を出展。同社が構想する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」を活用した、未来技術の体験が可能です。 オリックス(8591) 万博会場と同じ夢洲に国内初のIRカジノリゾートを米カジノ大手MGMと共同で開発・運営を予定しています。万博後の大阪の目玉は2030年開業予定のIRカジノになると見込まれ、万博開催を契機にIRカジノ運営に携わる同社が注目される可能性も。 大林組(1802) 大阪地盤の大手ゼネコンです。万博会場の整備事業を多く受注しています。またオリックスとMGMのカジノ運営会社にも出資しています。
万博の後は「IRカジノリゾート」に話題集中か
2025年の大阪・関西万博の後、大阪では日本初のIRカジノリゾートが話題となる可能性が高いです。万博と同時オープン計画もありましたが、コロナ禍のため計画は頓挫しており、現在は2030年秋の開業予定となっています。場所は万博会場と同じ夢洲であり万博が注目されるとともに、日本初のIRカジノにも注目が集まるのではないでしょうか。 無事に大阪・関西万博はスタートして最終的には、やってよかった、という結果となるのか。今後の行方が注目されます。
石井僚一