吉田鋼太郎、主演映画「おいハンサム!!」公開 「これって寺内貫太郎だな」と思った主人公
21日から全国の映画館で上映が始まった映画「おいハンサム!!」(山口雅俊監督)は、フジテレビ系深夜枠で放送された人気連続ドラマの映画化。独特のテンポとユーモアで家族の絆などを描く令和のシュールなホームドラマだ。主演は吉田鋼太郎(65)。一家の大黒柱である父親を演じ、「これは、ホームドラマであると同時にスーパーヒーローもののつもりで演じています」と語る。 【写真】初日舞台あいさつに出席した武田玲奈、木南晴夏、佐久間由衣、MEGUMI。主演の吉田鋼太郎はリモート出演した ■映画化、お客さまはくるのか…? <「おいハンサム!!」は東海テレビが制作し、フジテレビ系「土ドラ」枠で、令和4年にシーズン1が、今年4~5月に2が放送された> --深夜ドラマが映画になりましたね 僕は「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)にも出ていました。あれも深夜ドラマで、映画化されましたので、深夜枠ドラマが皆さんから支持されていることは、うすうす感づいていました。 深夜ドラマであることに関しては、特段の思いはないのですが、こちらはジャンル分けすればホームドラマです。派手な事件が起きるわけではない。それが映画になるのは、ちょっと意外でしたね。 映画にしちゃってよかったのか? お客さまが来るのだろうか? と皆、不安だと思います。僕も、その不安な一人で…。不安ですね。 ■映画らしいところはないのかよ! <主人公は、吉田が演じる伊藤源太郎と彼の家族。妻の千鶴(MEGUMI)、長女、由香(木南晴夏)、次女、里香(佐久間由衣)、三女、美香(武田玲奈)。特に娘たちの仕事、恋、食などを巡る、日常に根ざした悩み、ささやかな喜びなどに関する短いエピソードを次々に積み重ねて描きながら物語は進む。この山口監督独特の演出手法は、映画でも変わらない> --まず、映画の台本を手にして思ったことは? ドラマとの差別化に興味がありました。すると、宇宙人がしゃべっているところから始まるんですよ。うわっ、きたな! 宇宙人が出てくるのか! ところが、全然、大した話じゃない。結局、ドラマの延長線上にある世界観のままで、安心したけど、映画ならでは、みたいなところはないのかよ! ■スーパーマンと貫太郎