「上手な気遣い」とは?ティモンディ前田裕太が目の当たりにした2人の大スターの"思いやり"
一生忘れられない大スターの気配り
気遣いが上手な人って素敵ですよね。 私なんて自分のことで一杯一杯。他者にまで気が回る余裕のある人間ってのは立派だと思う。 相談者の方も、気配りをしている時点でとても偉大なことをしていると思います。 品性は行動に宿るもの。私も品があって誰かのことを思いやれる余裕のある大人になりたいと思う。 中居正広さんの番組に呼んでいただけた時に、豪華な叙々苑の焼肉弁当を差し入れでいただいたことがあった。 番組の予算で、ゲストに対してお弁当を用意するのが一般的な中、少しでも良いものを、という気遣いなのでしょう。わざわざ自分のポケットマネーで差し入れをしていたのだ。 ここまで他の共演者やゲストの人への気遣いができるなんて、凄い方だなあ、と憧れる。そりゃ数多の番組をやってきた人、ビッグスターだなあと思った。 今の自分が番組を持ったとして、そこまで気配りができるだろうか。 中居さんのように色々な面で他者に対してそこまで気が回る人になりたいなと思う。 叙々苑は今の私には到底無理だけど。 坂上忍さんの番組に呼んでいただいた時も、カメラが回っていない時に「前田君もタバコ吸うでしょ?俺のあげるよ」とアメスピをいただいた。 私は今年で芸歴が10年目。坂上さんからしてみれば、芸歴が40年以上も下の若手芸人に、その一言をサラッと言えるのが、本当に凄いなと感じる。 確かに私は喫煙者なのだが、「僕もタバコ吸うんですよ」だなんて一言も発していないのに。 こうやってしてもらったことは、私は一生忘れることはない。 この仕事とか関係なく、私もそんな誰かに思いやりのある行動をしたい、あんな人になりたい、こうありたいなあ、と常々感じる。私自身の理想の姿の1つですね。
大切なのは「誰かのために何かをした」という事実
相談者の方も、誰かに思いやりのある行動をしたという事実を、もっと胸を張って思うべきだと思います。相手がどんな反応をしたとしても、行動をした事実は変わらない訳ですから。 気遣いに正解なんてないんです。どうすべきだったのか誰にも分からない。それは、あくまでも受け手の気持ちの話ですからね。 だから、自分の良いと思うことをやるしかない。上手くいかなかったと自分で思ってしまっては勿体無い。 見返りを求めない誰かへの行動は何よりも尊いものだと思うから。 強いて言うのであれば、いきなり声をかけて驚かれたのであれば「あの、すみません」と小さい声で気づかれるように声をかけたりすると、驚かれるという要因は少なくなるかもしれません。 おっしゃるように、最初から立っている、という選択もあるかもしれません。 でも、大切なのは誰かのために何かをした、という事実。相談者の方が誰かのために行動をしたとことは、誰にも変えられない。 これからも、後ろめたさを感じずに、自信を持って、席を譲ることに限らず、素敵な気遣いをしてあげられたら良いですね。