J2いわきFCは最終節3-0で快勝、大躍進の9位フィニッシュ…田村雄三監督の続投も発表
◆明治安田J2リーグ最終節 いわき3―0群馬(10日・ハワスタ) いわきFCは3―0で群馬に快勝し、昨季の18位から9位に躍進した。 いわきは目標に掲げたプレーオフには届かなかったものの、6戦ぶりの勝利で締めた。田村雄三監督(41)は「最後は勝つことができて良かった。よく躍動して頑張ってくれた」と選手たちをねぎらった。 前半13分、MF山口大輝(27)が右サイドから難しいバウンドで入ってきたクロスに、右足裏で合わせて先制。後半33分にも山口が「来ると分かっていた」と右CKからドンピシャのヘディングで決めて2―0と引き離した。同44分にはFW有馬幸太郎(24)が今季10点目のゴールでダメを押し、3発快勝。2得点の山口は「今季積み上げてきたことを全部出し切って勝てた」と笑顔だった。 今季の入場者数はのべ約8万人超えと、昨季の7万3306人を大きく上回った。大倉智社長(55)は「最高の熱狂空間をつくってもらった」と感謝。この日は田村監督の続投も発表され、さらなる躍進に期待を込めたサポーターから大きな拍手が送られた。田村監督は「際の部分で負けてしまった力の差をどう埋めるかが大事。選手たちにはプロとしての普段の取り組みをもう一度見直しさせて、次のステージを目指せるようにしたい」と誓った。(秋元 萌佳)
報知新聞社