「頭痛がする」その後亡くなった妻とお腹の中の赤ちゃん 「”妊娠オウム病“を知ってほしい」発信を続ける夫に迫る
家族について
妊娠オウム病によって亡くなってしまった亜美さんと次女のエアちゃん。現在いっきさんは、長女のナサちゃんと二人で暮らしています。 ーナサさんは、亜美さんとエアさんが病で亡くなられてしまったことをどのように捉えていますか? 「お空にいる」とよく言っています。 買い物などに行くと亜美やエアのネックレスやおもちゃを買ってと言い、購入したものを仏間によく置いています。 母親と妹がいるけど亡くなった認識はあるようです。 ーいっきさんとナサさんでどのような家族を作っていきたいですか? とにかく娘のナサが笑って幸せになれば嬉しいです。それが私自身の幸せにもつながるので。
妊娠オウム病についての発信
ー妊娠オウム病についての発信をされていますが、妊娠オウム病を多くの方に知ってもらうためにどのような活動をされていますか? インスタグラムのLIVE配信や投稿です。副業であるワークショップでのビラ配布もしています。あとは直接話して発信しています。 ー発信を続けることで、どのような変化がありましたか? 病気についてたくさんの方に知ってもらえました。 また、知人たちからは私の知らない妻のエピソードを教えてもらい、妻が本当に表裏のない素敵な人間だと知り誇らしく思いました。 ー今後の活動の中でどのような人にどのようなことを伝えていきたいですか? 妊婦の方、そのご家族や若い世代の方、外で仕事をする方などに知ってほしいです。 動物園には、妊婦の方や持病がある方へのポスター設置をお願いしたいですし、ペットでインコやオウムを飼っている方も正しい行動をしていれば感染は防げます。 たくさんの方にこの病気の存在を知ってもらえたら嬉しいです。 また、対策についても伝えたいです。 手洗い、うがい、妊婦さんは安静にしたり、清潔な状態で妊婦さんと接する、周りがサポートしてあげる、鳥を飼っている方はこまめなフンの後始末もちろん、妊婦の方や持病がある方は作業しないなどです。 妊娠オウム病によって、命を失ってしまった亜美さんとエアちゃん。 妊娠オウム病という病を知らなかったという人は多いのではないでしょうか。 いっきさんの発信から、病の存在を知り、悲しい思いをする人が減ることを願うばかりです。
ほ・とせなNEWS編集部