筋肉を正しく使うトレーニング。筋力と柔軟性アップのため40代男性が本気で挑む
chapter02 トレーニング~運動編~
次に南壽さんのトレーニングに密着しました。 トレーナーの笹森さんに、それぞれのトレーニングの目的や効果も解説していただきます。 ①デッドリフト(50kgから徐々に負荷をあげ、100kgまで各4~6回ずつ) 笹森さん: 脊柱起立筋からお尻、太ももの筋肉まで、体幹~下半身全体が鍛えられます。回数は上げずに負荷を増やして、しっかりとした筋肉を作っていきます。 ②ローイング(50kg×12回を2セット) 笹森さん: 広背筋や僧帽筋を鍛えるトレーニングです。お尻ではなく背中を鍛えたいので座位で行っています。 ③ラットプルダウン(35kg×12回を3セット) 笹森さん: 広背筋や大円筋などを鍛えるトレーニングです。今回は背面に腕を下ろしてもらっています。腹面に下ろした場合、ローイングに近い部位に刺激が入りますが、背面に下ろすことでローイングとは少し異なった刺激が期待できます。 ④アームカール(インクライン)(7kg×15回×3セット) 笹森さん: 上腕二頭筋のトレーニングです。傾斜をつけた姿勢で行うことで、よりストレッチされたところから筋を収縮させて筋肥大を促進させています。 ⑤腹筋(20回) 笹森さん: 普通に行った場合はおもに腹直筋のトレーニングですが、南壽さんにはひねりを入れたり脚をあげてもらったりして腹斜筋や下部腹筋も使っています。さらに、身体をブレずに保つことで、体幹のインナーマッスルも鍛えられます。 ⑥ストレッチ トレーニングを終えた南壽さんに感想を聞いてみましょう。 編集部: 今日のトレーニングはどうでしたか? 南壽さん: 今日も頑張りました。笹森さんがトレーニングの内容だけでなくフォームなども教えてくれるので、正しい方向に導かれている安心感がありました。 編集部: 今後の目標を教えてください。 南壽さん: なりたい方向に向かっているという感覚はあるので、引き続き頑張ります。 笹森さんからも一言いただきました。 笹森さん: かなり正しくトレーニングできていますが、今後はさらに動作を大きく動かすことを意識していただこうと思っています。関節の可動域全部を使っていけるように指導していきます。