「ジェルボール」を1回の洗濯で2個使いする妻。しょっちゅう買い足しているのですが「液体洗剤」のほうが節約できるのではないでしょうか?
洗濯洗剤の種類には、粉末洗剤や液体洗剤のほか、液体洗剤が水溶性の特殊なフィルムでパックされてボール状になっている「ジェルボール」とよばれる商品もあります。 洗濯洗剤は洗浄力や使い勝手のよさも重要なポイントですが、値段で選ぶ人もいるでしょう。ジェルボールを1回に2個使うとコストがかさむと思う方もいるかもしれません。 本記事では、ジェルボールの特徴やコストパフォーマンスを液体洗剤と比較した結果などをご紹介します。さらに洗濯洗剤の量が多すぎる場合の注意点も解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
「ジェルボール」と「液体洗剤」のコストの違いは?
まずは、ジェルボールと液体洗剤の値段を比較してみましょう。あるネットスーパーでは、それぞれ以下のような値段で販売されています。 ●ジェルボール11個入り:372円(税込み)、1個あたり約34円 ●液体洗剤720グラム:544円(税込み) 上記のジェルボールは洗濯水量30~65リットルにつき1個、55リットル以上あるいはより洗浄力・消臭力などが欲しいときは2個使用することが推奨されています。今回の事例では「1回の洗濯で2個使いする」ということなので、1回につき約68円かかります。11個入りなので5回程度の洗濯で買い足しが必要になるでしょう。 一方、上記の液体洗剤は洗濯水量35リットルで約35ミリリットル、50リットルで約50ミリリットルの使用量とされています。毎回50リットルの水量で洗濯したとして、1回につき約38円かかる計算です。洗剤の容量が720グラムなので、約14回の洗濯で買い足しが必要になります。 両者を比較すると、洗濯1回あたりの費用が安く、洗濯できる回数も多いのは液体洗剤のほうであることが分かります。ただし、ジェルボールを1個使う場合は、液体洗剤よりも若干コストが抑えられるようです。
「ジェルボール」のメリット・デメリット
ジェルボールは「洗浄」「消臭」「抗菌」などに効果のある成分がそれぞれ分かれてフィルムに包まれているため、効果を打ち消すことなく強い洗浄力を発揮しやすいという特徴があります。つけ置きなしでも洗濯物がきれいになるといわれており、家事の時短にもつながる可能性があります。 また、計量の必要がないことや洗剤がこぼれる心配がないこと、詰め替えの手間がかからないことなどもメリットです。 その反面、使用量を調整できないので少ない量の洗濯をしたいときには不便を感じることもあるでしょう。保管方法が悪いとフィルムが破れて洗剤が溶け出してしまうおそれもあるため、注意が必要です。