前半、先制のゴールを決める小川航基＝ジャカルタ（撮影・蔵賢斗）

2026年サッカーW杯アジア最終予選C組（15日、インドネシア0－4日本、ジャカルタ）国際サッカー連盟（FIFA）ランキング15位の日本は、同130位のインドネシアに4－0で快勝。1－0の前半40分にMF南野拓実（29）＝モナコ＝が代表通算24点目となるゴールを奪い、歴代10位のMF中村俊輔に並んだ。1トップで先発したFW小川航基（27）＝NECナイメヘン＝は先制点に絡んだ。日本は4勝1分けの勝ち点13とし、C組首位で最終予選を折り返した。 FW小川が、最終予選初先発で存在感を示した。インドネシアの奮闘にあっていた、0－0の前半35分。ペナルティーエリア左に進入したMF鎌田からの折り返しに、小川は相手選手に体をぶつけながら懸命に左足を出した。その選手の足に当たり、オウンゴール。先制点につながった。 「いい形で（鎌田）大地くんが抜け出してくれた。点が取れる位置にポジションを取るのは、自分の特長でもある」 最終予選全4試合に先発してきたFW上田（フェイエノールト）が、今回は負傷で招集外。同じ東京五輪世代で互いにしのぎを削ってきた存在だが、小川は「こういうチャンスを自分のものにしたい」と言い切る。 「理想は僕がストライカーになること」と、エースの座を狙う27歳。1トップとして最前線で躍動し、勝利に貢献した。