イニエスタがデンマーク2部クラブを買収。現役引退後、初の大きな事業参画に「サッカーを違った形で知る素晴らしい機会」
かつてバルセロナやヴィッセル神戸でプレーしたアンドレス・イニエスタ氏が、デンマーク2部リーグのヘルシンゲルの共同オーナーになったことについて思いを明かした。 バルセロナのレジェンドでヴィッセル神戸でもプレーし、母国スペインにワールドカップ(W杯)初優勝をもたらした2010年南アフリカ大会決勝での決勝弾などサッカー史に残る偉業を成し遂げてきたイニエスタ氏は、今年10月8日に現役引退を発表。今後については、指導者の道に進むためにライセンス取得を目指して取り組んでいることを明かし、現在はUAE(アラブ首長国連邦)で指導者養成コースを受講していると伝えられている。 そんなイニエスタ氏は14日、彼が共同で設立したスポーツマネジメント会社NSNを通じたもので、スイスの投資グループStoneweg社と共同で、デンマーク2部のヘルシンゲルの経営権を握ることになったと発表。これはサッカー界を引退したあと、初の大きな事業参画となる。 イニエスタ氏はクラブの公式サイトで「サッカーを違った形で知る素晴らしい機会だ」と述べ、ヘルシンゲル紙のインタビューでは「素晴らしい施設を持ち、クラブ内外に優秀な人材がいて、デンマークサッカーの重要な一翼を担う可能性を秘めた、非常に魅力的なクラブだ」と語っている。 ヘルシンゲルは現在、デンマーク2部リーグで12チーム中7位につけている。