【MLB】今季のヤンキースの正三塁手は? 元首位打者のラメイヒューが筆頭候補か 地元メディア報道
今オフのヤンキースはフアン・ソトとの再契約に失敗したあと、マックス・フリード、デビン・ウィリアムス、コディ・ベリンジャー、ポール・ゴールドシュミットを次々に獲得するなど、積極的な補強を見せている。グレイバー・トーレスがFAで抜けた穴は、昨季途中に獲得したジャズ・チザムJr.を三塁から二塁へ戻して埋めるつもりのようだ。しかし、これによって正三塁手が不在となる。アレックス・ブレグマンやノーラン・アレナドの獲得に動く可能性もあるが、現時点では現有戦力で賄う可能性が高いようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ ヤンキースがブレグマンやアレナドの獲得に動く可能性について、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は「どちらもピンストライプのユニフォームを着ることはないだろう」との見解を示している。「可能性がゼロとは言わないが、アレナドに関する報道が過熱していた時期でさえ、私は『アレナドに興味がある』と話すヤンキース関係者を見たことがなかった。自分の取材に基づいた感覚では、ヤンキースが熱心にアレナド獲得を検討しているとは思えない」とシャーマン記者。ブレグマンについても「ヤンキースが彼と長期契約を結ぼうとしているとは思えない。彼はヤンキー・スタジアム向きの選手でもないからね」とヤンキース入団はないと予想した。 ヤンキースは現時点で今季のペイロールがぜいたく税の最高基準額を超過している。よって、今後の戦力補強には極めて高い税率が課せられることになる。ブレグマン獲得は現実的ではなく、マーカス・ストローマンとのトレードでアレナド獲得を狙っていたのも「これ以上ペイロールを増やしたくない」という思惑があったからだろう。 では、誰が今季の正三塁手を務めるのか。シャーマン記者は「おそらくDJ・ラメイヒューだろう」と元首位打者の名前を挙げている。現在36歳のラメイヒューは今季、6年契約の5年目のシーズンを迎える。かつて両リーグ首位打者を達成したこともある好打者だが、6年契約を結んだあとは成績が低迷。昨季はわずか67試合しか出場できず、打率.204、2本塁打、26打点、OPS.528に終わった。ラメイヒューが復調できなかった場合は、オスワルド・カブレラやオスワルド・ペラザを起用し、なんとかやりくりしていくことになりそうだ。