「イエローチョーク作戦」でフン害防げ 鳥取で自主回収促す取り組み
歩道や路上に放置された犬のフンを見つけたら、黄色のチョークで丸く囲んで、発見した日時を書く――。犬の「フン害」を防ごうと、鳥取県境港市が「イエローチョーク作戦」を実施している。 【写真】犬のフン(写真は広報用の偽物)が残っていたら、再度確認日時を書く=鳥取県境港市提供 放置されたフンをチョークで囲むことで、困っている市民がいることを犬の飼い主に伝え、自発的な回収を促す取り組みという。 この取り組みは京都府宇治市内で始まり、各地の自治体でも広まっているといい、境港市は10月から導入した。希望する市民にボランティア活動としての協力者の届けを出してもらい、市は黄色いチョークを提供する。 協力者や市民からは「だいぶ減ったよ」「歩道の真ん中にあったのが無くなった」「芝生や砂利だと、チョークで書けない」などの声が寄せられているという。 市は、取り組みの手順、注意事項などをホームページで紹介。環境・ごみ対策課の担当者は「イエローチョーク作戦で、市民が困っている現状を飼い主に認識させ、犬のフンが落ちていない、きれいなまちにしたい」と話す。(村瀬成幸)
朝日新聞社