台湾、中国の気球探知と発表 北西の海域
【AFP=時事】台湾国防部は25日、本島の北西の海域で中国軍の気球を探知したと発表した。台湾周辺で中国軍の気球が確認されたのは4月以来。 【写真】中国人民解放軍の軍事演習「連合利剣2024B」中に空母「遼寧」から離艦する戦闘機 台湾周辺での中国の軍事活動に関するデータを毎日公開している国防部によると、中国軍の気球は24日午後6時21分(日本時間午後7時21分)、北部の港湾都市・基隆市の北西約111キロ、高度約1万メートルで確認された。 気球は台湾の防空識別圏(ADZ)に侵入した後、午後8時15分(日本時間午後9時15分)に消息を絶った。 国防部はまた25日午前6時(日本時間午前7時)までの24時間で気球以外に、中国の軍用機12機と艦船7隻が台湾周辺で検知されたとしている。 同日の会見で、記者から気球について質問された中国外務省の毛寧報道官は「まず第一に、台湾に『国防部』というものは存在しない。さらに、その質問は外交問題ではない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News