ツール・ド・九州「大分ステージ」力強い走りを声援が後押し…「あっという間に駆け抜けて、すごい迫力」
自転車の国際ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2024」の「大分ステージ」が12日、大分県内で開催され、多くの観客が沿道から声援を送り、選手の力強い走りを後押しした。大分市を拠点とする「スパークルおおいたレーシングチーム」は出場した17チーム中17位で、個人では阿曽圭佑選手の59位が最高だった。 【写真】レースの見所などについて話す漫画「弱虫ペダル」の作者・渡辺航さん
大分ステージは、別府市の立命館アジア太平洋大(APU)と日田市の大原八幡宮前を結ぶ約138キロのコース。ドライブコースとしても知られる「やまなみハイウェイ」などを経由して由布市や九重町を通過し、日田市では市街地を周回した。
APUではスタートの午前10時に向けて数秒前からカウントダウンが始まった。スパークルおおいたの選手らを先頭に、国内外から集まった約100人の選手が走り出すと大きな歓声やスティックバルーンの音が響いた。
初めて観戦したというマレーシア出身のAPUアジア太平洋学部4年の学生(22)は「かっこよくて、もっと見たいと思った。マレーシアのチームも見つけてマレー語で応援した」と笑顔で話した。
日田市のフィニッシュ地点で観戦した同市立有田小4年の児童(9)は「あっという間に選手たちが駆け抜けていって、驚いた。すごい迫力だった」と話していた。
13日には熊本県、14日には福岡県でそれぞれレースが展開される。