コヴェントリー vs トッテナム[写真]=Getty Images

　カラバオ・カップ3回戦が18日に行われ、EFLチャンピオンシップ（イングランド2部）のコヴェントリーとプレミアリーグのトッテナムが『コヴェントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナ』で対戦した。 　リーグ戦からメンバーを大幅に入れ替えたトッテナムは、前半から圧倒的にボールを支配する展開になったが、ミスが目立ち、チャンスを創出することができない。前半は結局最後までシュートを打つことができず、スコアレスで折り返す。 　すると、62分に下部カテゴリーのコヴェントリーが試合を動かした。左サイドからノーマン・バセットが絶妙な低いクロスを供給すると、ゴール前でフリーになったブランドン・トーマス・アサンテが冷静に右足でフィニッシュ。シュートはゴール左隅に決まり、コヴェントリーが先制に成功する。 　追い込まれたトッテナムは、さらなるアクシデントに襲われる。74分、ティモ・ヴェルナーが右足を抑えてピッチに倒れ込み、デヤン・クルゼフスキとの交代を余儀なくされてしまう。 　それでも試合終盤になって、ようやくトッテナムが意地を見せた。87分、クルゼフスキのラストパスからジェド・スペンスが飛び込み、同点ゴールを奪取。さらに後半アディショナルタイムには、ウィルソン・オドベールの負傷により投入されたブレナン・ジョンソンが、ロドリゴ・ベンタンクールからのスルーパスに反応し、冷静にフィニッシュ。値千金の逆転ゴールを奪った。 　試合はこのままトッテナムが逆転勝利。コヴェントリーに苦戦を強いられたが、辛うじてカラバオカップ4回戦進出を決めた。なお、コヴェントリーに所属するMF坂元達裕はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。 【スコア】 コヴェントリー 1－2 トッテナム 【得点者】 1－0　63分　ブランドン・トーマス・アサンテ（コヴェントリー） 1－1　88分　ジェド・スペンス（トッテナム） 1－2　90+2分　ブレナン・ジョンソン（トッテナム）