「毎日泣いてクサっていた」りんごちゃん「誰も笑ってくれない…青森とは違う」下積み時代を変えた上司の「何げないひと言」
“ギャップ芸”でおなじみ、ものまねタレントのりんごちゃん。テレビ番組の出演をきっかけにブレイク後、活躍の幅を広げています。いつも笑顔のりんごちゃんですが、毎日泣いていた頃もあったそうです。(全4回中の2回) 【画像】「当時はまた違う色気が」!高校卒業後、上京したばかりのギャルなりんごちゃん ほか(全15枚)
■泡だらけのデッキブラシでズッコケたら… ── 高校卒業後、子どもの頃からの夢だった芸能界を目指して青森から上京されました。東京ではアルバイトで生活を支えながら、大変なこともあったと思います。 りんごちゃん:思い返せば上京したばかりの頃は、毎日家に帰って泣いていましたね。
ある日、職場で床掃除をしていたんです。デッキブラシを泡だらけにして。そうしたら、泡だらけの床の上で私がズーン!(ワイルドな声)って派手にズッコケてしまって。足からひっくり返るみたいに、背中も宙に浮く感じでベーン!って倒れちゃったんですよ(と当時の様子を身振り手振りで再現しながら)。 もう恥ずかしさとおもしろさでいっぱいになりながら、「滑っちゃったー!」って笑って顔を上げたんです。そうしたら、上司が笑みを忘れたかのような表情で私を見下ろしていて。今となっては笑える話なんですが、当時はものすごくショックでした。
そのときに、青森にいた頃はみんなが笑ってくれていたことが、東京では通じないんだと実感して。「東京ってこんな世界なの?」「これが大人の世界なの?」と思ったことは今でも覚えています。あの頃は、社会の厳しさ、大人になって仕事をすることの厳しさを痛感することが多くて、とまどっていました。
■下積みの10数年を耐えられたワケ ── つらいなかでも、支えになったり、頑張ろうと思えたりすることはありましたか? りんごちゃん:高校からの親友が私よりも少し後に上京してきたんです。それからは「どんなことがあっても親友がいるから大丈夫」と思えるようになりました。その親友の存在が、今でも変わらず心の支えになっていますね。