【MLB】米公式サイトが新人王の模擬投票を実施 ナ・リーグは山本由伸が2位、今永昇太は3位にランクイン
米公式サイト「MLB.com」ではシーズン中にMVPとサイ・ヤング賞の模擬投票を実施してきたが、今季からは新人王の模擬投票もスタートした。日本時間4月9日、今季1回目の模擬投票の結果が発表され、ア・リーグはワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)、ナ・リーグはジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)が1位に。今回の模擬投票には43人の記者が参加しており、現時点の成績だけでなく、今シーズンの残りの日程でどんなことが起こるかを予想したうえで投票が行われている。そのため、まだメジャーデビューしていない選手も含まれている。 日本人選手では、山本由伸(ドジャース)がナ・リーグの2位、今永昇太(カブス)がナ・リーグの3位にランクインした。 ブライアン・マーフィー記者は、山本について「3月21日のパドレス戦でおそらく最悪のメジャーデビューとなった。1イニングで43球を投げ、被安打4、与四球1、与死球1、暴投1、失点5という投球内容だった。しかし、それ以降は復調しており、直近2試合では合計10イニングを無失点に抑え、被安打5、奪三振13、与四球2と好投している。直近のカブス戦は最もいい内容だった。メジャー初勝利を挙げたこの試合で、山本は8つの三振のうち4つをカーブで奪った」と記している。 また、今永については「山本のカーブが打者を翻弄している一方で、もう1人の日本人の新人投手である今永はスプリッターと速球で打者を支配している。スプリッターで終わった9打席で5つの三振を奪い、メジャー最初の2登板でスプリッターは空振り率68.4%と驚異的な数字をマーク。速球では相手打者を24打数1安打に封じている。その結果、2試合で合計10イニングを投げて防御率0.00をキープしており、12個の三振を奪っている一方、四球は1つも与えてない」と紹介している。 今季1回目の模擬投票の結果は以下の通り(投票者は1位から5位までを選び、1位5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントで集計されている)。 ◆ア・リーグ 1位 ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)1位票24 2位 エバン・カーター(レンジャーズ)1位票7 3位 ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)1位票9 4位 コルト・キース(タイガース) 5位 コルトン・カウザー(オリオールズ)1位票1 ※1位票の残り2票はブライアン・ロキオ(ガーディアンズ)とメイソン・ミラー(アスレチックス)が1票ずつ獲得。 ◆ナ・リーグ 1位 ジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)1位票17 2位 山本由伸(ドジャース)1位票15 3位 今永昇太(カブス)1位票7 4位 李政厚(イ・ジョンフ/ジャイアンツ)1位票3 5位 ポール・スキーンズ(パイレーツ)1位票1