ドジャース、プレーオフ進出決定も募る不安…短期決戦に不可欠なラインアップを徹底考察!【コラム】
ベンチ入りを果たすのは…
現在メジャーのベンチ入り可能野手は、基本の13人から14人に拡大されており、プレーオフでは13人に戻される。これはつまり1人野手が余るということだ。スタメンは大体固定されているのでベンチメンバーを1人削ることになる。 現在のドジャースベンチはユーティリティープレイヤーのキケ・ヘルナンデス、クリス・テイラー、控え捕手のハンター・フェドゥーシャ、控え外野手のケビン・キアマイアーとパヘスが入っている。 全員シーズンの打撃力に大きな差はないため、チームにフィットするかで決めることになる。オースティン・バーンズは故障によりシーズン絶望の報道が出ているので、ここではフェドゥーシャを入れる。 先ず入るのが控え捕手のフェドゥーシャだろう。他に捕手をできる選手がいないため、よっぽどのことがなければロースター入りは確定である。 次に入るのがキケだ。レギュラーシーズンの成績は物足りないが、キケのポストシーズンの成績は非常に優秀だ。通算72試合、202打席に立ち、打率.274,13HR,OPS.893となっている。ベッツ、フリーマンの沈黙により敗退した昨季のNLDSでもヒットを3本放つなど,一人気を吐いた。 そして代走、守備固めとして身体能力が高く、シーズンでも成績を残しているパヘスは入る可能性が高い。23歳の若手としてのエネルギーも発揮してほしいところだ。 残ったのがテイラーとキアマイアーだ。2人とも打撃成績は非常に低く、空振り三振も多い。パワーもないためコンスタントに長打を打てるわけではない。 テイラーはドジャース、キアマイアーはレイズの一員として長く、2人ともポストシーズンの経験は豊富だ。2人で異なる箇所はキアマイアーではリーグトップクラスの外野守備力と走力を持ち、テイラーは内外野守れるユーティリティー性と打席でボール球を振らず四球を選べるアプローチの良さが挙げられる。 能力以外の事項を挙げるとキアマイアーは今季で引退を発表。テイラーはドジャースで様々な記憶に残る瞬間を生み出してきた。このように同じようなスペックの2人である。どちらがロースター入りするのだろうか。