あなたならどうする? 運転中のゲリラ豪雨でやるべきこと
■アンダーパスや河川の近くは避ける
クルマを止めることができない場合は、まずは速度を落とし、ライトを点灯させて、できるだけ車間距離をあけて走行するようにしてください。速度はタイヤが路面を捉えていると感じることができる速度まで落とすことが必要。制動距離も伸びるため、車間距離はできるだけ大きくとり、横断歩道やセンターラインなど、路面にペイントされている部分は滑りやすいため、特に注意して走行する必要があります。
また、道路が冠水している可能性もあるため、河川の近くや高架下、アンダーパスなどは避けるようにしてください。あまり水が溜まっていなさそうにみえても、実際にはかなり水深がある場合も少なくないです。土地勘がない道で突然目の前にアンダーパスが現れたとしても、豪雨の際は絶対にそのまま進入してはいけません。
■「前兆」を察知して事前に回避することも必要
いつどこで発生するのかわからないゲリラ豪雨ですが、雷鳴が聞こえてきたり、黒い雲が近づいてきた、風が冷たくなった、雨の匂いがしてきた、などの「前兆」はあるようです。こうした前兆を察知したら、豪雨になる前にクルマの運転をやめるなど、事前に備えるようにしてください。
突発的に発生するゲリラ豪雨だけでなく、天気予報で大雨の情報が確認出来たら、できるかぎり外出を控えるという判断も大切。気象庁によると、雨量が50mm/h以上になるとクルマの運転は危険になるそう。豪雨に遭遇した際の対策を知っておくことももちろん必要ですが、こうして危険を回避する行動をとることも、被害に遭わないためには必要なこと。万全の備えで、豪雨の時期を乗り越えましょう。 Text:吉川賢一 Photo:Adobe Stock