【特集】「一本を取りにいく柔道を」五輪連覇懸ける最強兄妹を鳥谷敬が突撃!柔道・阿部一二三・詩
■圧倒的な成績と兄妹の絆 互いの結果が糧になる
世界大会で、なんと8回も同時優勝を果たしてきた阿部兄妹。その圧倒的な成績の裏には、ある法則がありました。 (鳥谷)「僕も知らなかったんですけど、ほとんどの大会が、女子が最初に試合をやって、男子がその後に試合をするそうですね」 (一二三)「今回(オリンピック前最後の試合)も、妹の試合が9秒くらいで終わったじゃないですか。【マジかよ!】と思いましたね(笑)。【早いなぁ、ヤバいなぁ】と思いながら、【こんな試合をされた後にどんな勝ち方したらいいんやろう】と思いましたね。結果的に、自分もいい勝ち方ができたので良かったなとは思うんですけど…。いつも先に終わって羨ましいなって思いますね」 通常では、女子の後に男子の決勝がおこなわれるオリンピック。しかし、パリオリンピックでは、男女平等の観点から、日替わりで試合順が入れ替わることになりました。 (鳥谷)「(兄が)金メダルを獲ったのを見た後に、試合をやるかもしれないですよね」 (詩)「実は、2019年の大会で一回経験していて…。その時、私は負けてしまったので、オリンピックでは気を付けたいなと思っています。大丈夫だとは思うんですけど、先に試合できたらなと思っています(笑)」
■「受けが上手い」鳥谷さんが柔道世界王者の技を体感!
東京オリンピックで史上初の兄妹同時優勝を果たした阿部兄妹の技を体感すべく、30年ぶりに柔道着に袖を通した鳥谷さん。さすが経験者、なかなか様になっていた鳥谷さんですが…。 (一二三)「なんか、小さくないですか…(笑)?」 (鳥谷)「そう、小さいんだよ(笑)。しかも背中にゼッケンまでついてる。こんなところにお金をかけなくていいんですよ(笑)」 和気あいあいとした雰囲気の中、鳥谷さんが体験したのは、一二三選手の得意技である背負い投げ。 (鳥谷)「…これはダメでしょ!背負い投げが1番ダメでしょ、真上から落ちてくるんだから(笑)」 (詩)「たぶん大丈夫ですよ、ゆっくりすれば」 詩選手にも説得され、ひとまず持ち上げてもらった鳥谷さんですが、兄妹からは【受けが上手い】と絶賛。覚悟が決まったところで、いざ本番!無事、見事に受けも決まり、ご満悦な様子の鳥谷さんに一二三選手からも【鳥谷さんも何か技を…】と提案が。 (鳥谷)「じゃあ、体落としを…」 (一二三)「上手いですね!」 (鳥谷)「ちゃんと引いて、引いて、押すのが大切なんですよね」 勝利を重ね、世界のトップに君臨する阿部兄妹の実力を体感した鳥谷さん。パリオリンピックの舞台に向けて、どんどんパワーアップする兄妹の活躍に、世界中が熱い視線を注いでいます。 (「あすリートPlus(読売テレビ)」5月12日放送)
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