【特集】「一本を取りにいく柔道を」五輪連覇懸ける最強兄妹を鳥谷敬が突撃!柔道・阿部一二三・詩
■東京五輪で兄妹揃い、金メダル!阿部一二三・詩
今回、番組が密着したのは、柔道の阿部一二三選手と妹の阿部詩選手。東京オリンピックに続き、パリオリンピックでも金メダルが期待される姉弟に、番組ナビゲーターの鳥谷敬さんが直撃しました。 3年前に開催された東京オリンピックでは、兄妹そろって金メダルを獲得。柔道オリンピック史上初の快挙に、日本中が歓喜に包まれました。 神戸出身、3歳違いの兄・一二三選手と、妹・詩選手。高校2年生でシニアの全国大会を制した一二三選手と、そんな兄に負けず劣らずの強さを見せてきた詩選手を、番組は10年以上前から密着し続けてきました。
■パリ五輪目前の練習場にナビゲーター・鳥谷敬さんが突撃!
阿部兄妹が所属するパーク24の柔道場では、番組ナビゲーターの鳥谷さんが取材に訪れた日も、熱心に練習がおこなわれていました。この日は、男子の練習日。迫るパリリンピックに向けて、一二三選手の稽古にも熱が入ります。 実は、柔道経験者で茶帯の鳥谷さん。そんな鳥谷さんの目に、一二三選手の姿はどのように映ったのでしょうか。 (鳥谷)「ステップの踏み方とか、めちゃくちゃバネを感じますね。地面からの反発をすごく上手に使っていて、より力が出やすいんだろうなって思います。(自分のプロ野球選手時代をふり返って)柔道の経験は、めちゃくちゃ大きかったなと思います。体の使い方とか体重移動とか…。そういうのって、意外と野球でダイビングしたり、前に転げずに回れるかどうか、という部分にも生きてくるんですよね」 一方、柔道界の最強兄妹にとって、野球界のレジェンド・鳥谷さんは…。 (一二三)「僕、世代じゃないですか。阪神の試合を観て育ってきましたし」 (詩)「私も活躍を観てきました。首のむち打ちとかも…」 (鳥谷)「首のむち打ちにはなってないかな(笑)」 (詩)「あっ、それは赤星さん!すみません(笑)」
■「誰が見ても驚くような柔道をして勝ちたい」兄妹、それぞれの勝利へのこだわり
自然体なキャラクターと明るい笑顔も魅力的な阿部兄妹。日本柔道史上最速でパリオリンピックに内定した阿部兄妹は、ことし3月、オリンピック前最後の大会に出場しました。 妹・詩選手の決勝戦、相手は東京オリンピックの銅メダリスト。しかし、開始わずか9秒、内股で秒殺1本を決め、王者の貫禄を見せつけました。兄の一二三選手も、共にオール一本勝ちで優勝。 (鳥谷)「めちゃくちゃ早い勝利でしたね!」 (詩)「自分でもびっくりしちゃいました」 (鳥谷)「技をかけた瞬間に【決まりそうだな】とか、なんとなく分かるんですか?」 (詩)「なんとなくですが、分かります」 (一二三)「相手が結構、接近戦が得意な選手だったんですが、僕も接近戦が得意だったので…。こういう勝負どころとかは、やっぱり自分でタイミングを見ていけると思ったら、いってしまいますね」 同じ柔道でも、海外と日本でスタイルや特性に違いがあるようで…。 (鳥谷)「日本と海外でスタイルなどは違いますか?」 (一二三)「力は海外の選手のほうが、やはり強いと思います。ですが、技術面でいうと日本のほうが圧倒的に上だなと感じますね」 これまで、たくさんの【勝利】を重ねてきた阿部兄妹。それぞれ、勝ち方へのこだわりがあると話します。