【山口県】[光市長選]「雇用と暮らしを守る市政を」 連合山口・芳岡氏の推薦決定
連合山口(伊藤正則会長)は26日、光市長選(10月20日告示、27日投票)に出馬する自由民主党推薦の無所属新人、芳岡統氏(55)=島田=の推薦を発表し、政策協定書を締結した。ホテル松原屋で開かれた協定書の締結式には芳岡氏の後援会顧問の市川熙市長や河野亨県議(自民党)も同席した。 (山上達也)
芳岡氏のみ連合山口に推薦申請
同市長選には芳岡氏のほか、市議会議長の木村信秀氏(62)=島田=▽市議会副議長の笹井琢氏(57)=室積=も無所属で出馬を表明しているが、連合山口に推薦を申請したのは芳岡氏のみ。 締結式で伊藤会長は21日の執行委員会で芳岡氏の推薦を決めたことを報告し、「芳岡氏は市川市長の正規の後継指名を受けており、働く者、生活者の立場に立った市政の展開を確信している」とあいさつ。市川市長は「私も連合のご推薦をいただき、4期目の任期を終えようとしている。若い皆さんを中心に芳岡氏支援の輪を広げてほしい」と述べた。 芳岡氏は市職員として商工労政係長や商工観光課長、経済部長として雇用対策に取り組んだ実績を強調。「すべての働く人たちのために雇用と暮らしを守り、連合山口の皆様の声をしっかりお聞きしながら“みんなが大好きになるまち・ひかり”の実現を目指していく」と決意を表明した。
「木村氏は連合に推薦申請しないと聞いた」
記者会見で本紙記者は「木村氏も市議選で過去4回、連合山口の推薦を受けているが、芳岡氏への推薦決定で何らかの懸念はないか」と質問。連合山口の中元直樹事務局長は「木村氏が出馬表明した7月29日は、すでに光地区会議が芳岡氏の推薦を決定し、上部組織の東部地協で審議している最中だった。そのため木村氏に意向を確認したが連合に推薦を申請する考えはないと聞いたので、芳岡氏からの推薦申請だけを審議した」と説明した。 連合山口の光地区会議には14の労働組合、4,042人の組合員がいる。締結式にはこのほか連合山口の中元直樹事務局長▽同東部地協の光地区会議の川㞍勇代表▽芳岡おさむ後援会の南典文会長らも同席した。