「たったこれだけ!?」年金月33万円の〈子のいない〉元共働きのおしどり夫婦…70歳夫が亡くなったら?〈遺族年金見込み額〉に66歳妻、大激怒 【CFPが解説】
いまからできる備えとは?
Aさんは現在の年金水準であれば過不足なく生活できていると言います。しかし、夫に万が一のことがあった場合に受け取れる年金額では、Aさんの生活は立ち行かなくなるかもしれないと強い危機感を覚えました。 「これからのいろいろな可能性を考えて、いま一度生活を見直してみようと思います。もしかしたらお金のかかる病気にかかるかも知れないし、私が先に逝ってしまうことだって考えられる。いまは無理なく生活できているけど、少しずつでもこれからのために取っておきます」 Aさん達のように子供のいない家族は、もし身の回りになにかあったときでも自分たちでなんとかしなくてはいけない状況が多く考えられます。加えて、いまは人生100年時代。将来までの長い道のりのなかでは経済的なリスクにさらされてしまうこともあるでしょう。 現状が問題ないことは十分素晴らしいことです。現在の生活費用が確保できているであれば、次は「万が一のときにも同じ生活が継続できるのか」考えてみることをお勧めします。 <参考> 統計局 令和2年国勢調査 伊藤 貴徳 伊藤FPオフィス 代表