【朝日杯FS】ディープインパクト産駒が7頭も馬券内に 2歳マイル王決定戦の「記録」を振り返る
7頭が馬券圏内に好走 ディープインパクト産駒
阪神JFや香港国際競走が終わり、今週は朝日杯FSが開催される。過去にはグラスワンダー(父Silver Hawk)をはじめ、父が外国血統という馬が多く制してきた一戦でもある。 【朝日杯フューチュリティステークス2023 注目馬】完成度やレースセンスの高さが最大の武器! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) そのほかの例を挙げると以下のようになる。 1990年 リンドシェーバー(父Alydar) 1992年 エルウェーウィン(父Caerleon) 1998年 アドマイヤコジーン(父Cozzene) 1999年 エイシンプレストン(父Green Dancer) 2002年 エイシンチャンプ(父Mi Cielo) 2007年 ゴスホークケン(父Bernstein) 2013年 アジアエクスプレス(父Henny Hughes) 2020年 グレナディアガーズ(父Frankel) このように多種多様な血統の馬が制している朝日杯FSだが、その中でも多くの産駒を馬券圏内に食い込ませている種牡馬がいる。 1位は7頭の好走馬を輩出したディープインパクト。ダノンプラチナ、サトノアレス、ダノンプレミアムと3勝をあげているほか、牝馬のグランアレグリアも3着と好走した。2位は6頭のサンデーサイレンス、3位は5頭のキングカメハメハ。サンデーサイレンスはフジキセキ、バブルガムフェロー、キングカメハメハはリオンディーズと、種牡馬としても活躍する名馬がここを制している。 母父として最も好走馬を送っているのはサンデーサイレンスで、その数はなんと10頭。配合相手として最多は3頭のキングカメハメハだが、特筆すべきはローエングリン。2012年に1着ロゴタイプ、3着ゴットフリートと同タイプの配合で2頭を馬券圏内に送り込んだ。また、管理する調教師はこの10頭全てが別々の調教師と、環境の多彩さも印象的。騎手で唯一『母父サンデーサイレンス』を複数回にわたって好走させたのは、M.デムーロ騎手(ロゴタイプ、グランプリボス)である。 母父の2番手タイとしては、スペシャルウィーク、Danzigがそれぞれ3頭ずつ好走馬を出している。ディープインパクトやトニービンは2頭と、意外と苦戦している印象を受ける。今年だと、アスクワンタイム、サトミノキラリ、ミルテンベルクの3頭が母父ディープインパクトに該当する。