【山形】新春賀詞交歓会 経済人が展望 巳年の県内経済
YTS山形テレビ
県内の政財界の代表らが一堂に会する新春賀詞交歓会が山形市で開かれました。 コロナ禍による式典形式での開催から、5年ぶりに立食形式で開かれた賀詞交歓会には、およそ620人が参加しました。 【坂本記者】「県内の様々な分野を代表する皆さんですが、県内経済の行方や課題をどのように捉えているか」 【山形商工会議所 矢野秀弥 会頭】「円安やエネルギー価格の影響は、特に山形は中小企業が多いので、その影響はあると思っているが、とにかく価格転嫁を進めてもらうことが生き残る道だと思っている。生産性をなんとかみんなの努力で上げて、原資を確保して賃金を上げて、それがまた消費に回るという好循環こそ、今年は確実なものにする年だと思っている」 【でん六 鈴木隆一 社長】「輸出は中国の経済がちょっと不調なので、その関連で輸出が多い企業は苦しいと思う。頑張らなければならない年になると思う。長期的に展望すれば、人づくりを頑張ってやっていかなければいけないと思う」 一方、今年はアメリカ・トランプ政権の発足や日銀による追加の利上げの検討なども、県内経済に影響を及ぼしそうです。 【山形銀行 佐藤英司 頭取】「トランプ政権が掲げている政策の変更で、大きな関税を予定しているので、それは大企業だけの問題ではなく、その下請け企業が山形には数多くあるので、そういう意味で収益性を落としてしまうような話になる」「金利が上がるということになるので、そうすると企業の収益性に影響してくるので、どうやって生産性を上げて収益力を上げていくかが大事だ」