石破首相と韓国大統領代行が初の電話協議 北朝鮮の脅威に対抗
石破茂首相と韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)大統領代行(首相)が19日午前、電話協議した。北朝鮮の核の脅威が増す中で、日韓や日米韓が緊密に協力を続けることで一致した。日韓両政府が発表した。 韓氏が14日に大統領代行に就任後、石破氏と電話協議するのは初めて。韓国政府によると、韓氏は、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が3日に「非常戒厳」を宣布したことを念頭に「今後のすべての国政は徹底的に憲法と法律に基づいて行われる」と説明。「韓国政府は外交・安保政策を支障なく遂行していく」と強調した。双方は、来年の日韓国交正常化60年に向けて、今後も意思疎通を続けることを確認した。 韓国では尹氏に対する弾劾訴追案が14日に可決され、尹氏は職務停止となり、韓氏が大統領代行を務めている。韓氏は15日にはバイデン米大統領と電話協議し、米韓同盟の維持・強化を図ることで一致している。【ソウル福岡静哉】