イラン東部の炭鉱で爆発事故 死傷者50人 さらに行方不明者も
タバス、イラン、9月24日 (AP) ― イラン東部の炭鉱で9月21日夜、爆発があり、少なくとも作業員33人が死亡、17人が重軽傷を負った。イラン当局が9月23日、明らかにした。 爆発は、イラン史上最悪の採掘事故のひとつであり、爆発の数時間後も行方不明者が出ている。 爆発があったのは、首都テヘランから約540キロ南東の南ホラサン州タバスの炭鉱で、22日朝になって作業員が見守る中、石炭まみれになった死亡した仲間の遺体が坑内から運び出されてきた。 爆発当時、坑内には約70人の作業員が働いており、国営メディアによると、17人が深さ200メートル、長さ700メートルの坑内に閉じ込められたとみられている。 当局はこの爆発はメタンガスの漏洩によるものとしているが、実際の死者数は発表より多いという報道もある。 事故が発生したタバス・パルバデ5鉱山を運営していた民営のマンダンジュ社では、どのような安全対策がとられていたのかは、すぐには明らかにされていない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)