パッキャオ、9月に米国で復帰戦か!WBC暫定王者バリオスとの交渉は好感触=米報道
元ボクシング六階級制覇王者マニー・パッキャオ(45=フィリピン)が、今秋に米国ラスベガスでWBC世界ウェルター級暫定王者マリオ・バリオス(29=米国)への挑戦を交渉中であると8日、海外複数メディアが報道。 9日にはバリオス陣営もパッキャオとの対戦を大歓迎との報道もあり、好感触のようだ。 パッキャオは先んじて7月28日の『超RIZIN3』で鈴木千裕と対戦するが、米ESPNは「調整を測るようだ」と、バリオス戦への調整との見方もある。 【フォト・動画】昨日RIZINのリングに上がったパッキャオ、対戦相手・バリオスの”スピード連打”壮絶KOも 米ESPNは8日、MP(マニー・パッキャオ)プロモーションズのショーン・ギボンズ氏が、両者の対戦を検討していることを報道した。 パッキャオもESPNに「40歳の時にキース・サーマンを破って歴史を作った。そして45歳になった今、ここ数年はそれほどダメージを受けていないので、まだまだボクシングを続けられると感じている。歴史を作りたい」と語っている。 またボクシング・シーンによると試合は9月、ラスベガスのMGMグランドかT-モバイルアリーナで行われるとの予測だ。 一方のバリオスは「この試合が実現する可能性にとても興奮している。彼は将来殿堂入りする伝説の人物であり、私が子供の頃から尊敬していた人物。リングを共にすることは名誉であり、夢が叶うことになる」と大歓迎の様子だ。 また9日に新しく報道されたインタビューでは、バリオスのトレーナーのボブ・サントスも「素晴らしい試合になると思う。パッキャオの良いk所は常に素晴らしいコンディションを保っていること。彼がオーバーウエイトになることを見たことがない。あとはWBC次第でしょう」と陣営もGOを出している。 ESPNによると、パッキャオはこの試合をプロ最後とし、来年はフィリピン上院議員選挙の再戦を目指すのではないかとのこと。 また7月28日の『超RIZIN3』(さいたまスーパーアリーナ)でRIZINフェザー級王者・鈴木千裕との対戦が9日、発表されたがESPNは「調整を測りたい考えでは」とも書いている。 ◆パッキャオは21年8月、ヨルデニス・ウガスに判定負けしWBA世界ウェルター王座から陥落。実現すれば3年ぶりのプロ試合となる。戦績は62勝(39KO)8敗2分。 ◆対するバリオスは昨年9月、そのウガスを破ってWBC世界ウェルター級暫定王座を戴冠。今年5月に初防衛成功した。過去にはWBAスーパーライト王座も獲得していたが、21年、ジャーボンテイ・デービスに奪われた。戦績は29勝(18KO)2敗。