メルセデス・ベンツGLCクーぺに「AMG GLC 43 4マティック 」「AMG GLC 63 S E パフォーマンス」が登場
スタイリッシュなフォルムとSUVらしい存在感が魅力の「GLCクーぺ」
2024年3月29日、メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムミドルサイズSUV「GLCクーぺ」にふたつのスポーツモデル「メルセデスAMG GLC 43 4マティック クーぺ」「メルセデスAMG GLC 63 S E パフォーマンス クーぺ」を設定し、正規ディーラーネットワークで販売を開始した。待望のAMGモデルが設定されたことで、さらにGLCクーぺの人気が高まりそうだ。 【写真はこちら】やるからには本気で、とドライビングポジションも正して、いままで以上に気を引き締めて運転(全16枚) メルセデス・ベンツGLCクーペは、スタイリッシュなフォルムとSUVらしい存在感を両立させたSUVクーペ。初代は2017年2月に上陸、現行は2023年11月に登場した2代目で、その名のとおり、ミドルクラスSUVのGLCのクーぺ版となる。 GLCクーペの販売は好調で、伸びやかで美しいシルエットの中にスポーティで力強さを備えたエクステリアと、リアルウッドインテリアトリムやカーボン素材のインテリアトリムを採用した質感の高いインテリアで人気モデルとなっている。 今回追加された2台は、そんな現行GLCクーペに初めて設定されたAMGモデルとなる。
電動パワーを使った最新パワートレーンの「AMG GLC 43 4マティック 」
「メルセデスAMG GLC 43 4マティック クーぺ」は、メルセデスAMG社でマイスターにより丹念に組み上げられた直列4気筒ターボエンジン「M139」に、電気モーターと48V電気システムを組み合わせた最新のパワートレーンを搭載するハイパフォーマンスモデル。 ターボチャージャーはF1由来のもので、エレクトリック・エグゾースガス・ターボチャージャーの電気モーターがターボチャージャーの軸を直接駆動して、エンジンの排気圧が高まるまでコンプレッサーホイールを回転させる。 また、このパワーユニットに組み込まれるBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)は第2世代のもので、48Vマイルドハイブリッドとしても機能し、短時間ながら出力を14ps(10kW)高めるブースト効果のほか、セーリングモードや回生ブレーキにより効率を最大限に高める。また、このBSGによりECOスタートストップ機能やセーリングモードの間の切り替えが滑らかに行われることから、快適性を高めるシステムとしても注目を集めている。 その結果、発進からスムーズな走りを実現するとともに、最高出力421ps、最大トルク500Nmという高性能を発揮するパワートレーンに仕上がっている。 トランスミッションは9速ATで、駆動はパフォーマンス志向のフルタイム四輪駆動システムAMG 4MATICを採用。加えて、リア・アクスルステアリングが標準で装備される。さらに、オフロードモードでメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を仮想的に映し出す「トランスペアレントボンネット」も装備する。 【メルセデスAMG GLC 43 4マティッククーぺ 主要諸元】 ●全長×全幅×全高:4790×1920×1605mm ●ホイールベース:2890mm ●車両重量:1980kg ●エンジン:直4DOHCターボ+モーター ●総排気量:1991cc ●最高出力:310kW(421ps)/6750rpm ●最大トルク:500Nm/5000rpm ●モーター最高出力:10kW/2500-5100rpm ●モーター最大トルク:58Nm/500-1300rpm ●トランスミッション:9速AT ●駆動方式:4WD ●車両価格(税込):1217万円