千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館、4分の1程度に規模を縮小して東京都内に移転へ
20世紀美術を中心としたコレクションで知られるDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)について、同館を所有する化学メーカーのDIC(本社・東京都)は26日、取締役会を開き、同館の規模を縮小し、東京都内に移転することを決定した。
現在の美術館は来年3月31日を最終営業日として4月から休館する。庭園や周辺施設の取り扱いについては今後、佐倉市と協議する。
都内の移転先は「特定の団体の施設」を候補地として交渉を進めており、来年3月末までの最終合意を目指す。同社が保有する美術品384点は売却などを進め、4分の1程度に縮小する方針だ。