強豪校入りで「レベル高すぎてビビった」 入学後まさかの現実、2年生で「このままじゃダメだ」
自身初の全国舞台で「前向きな気持ちと意欲を持って挑めました」
失敗を恐れずにチャレンジする。言葉で言うのは簡単だが、それを実践することは勇気がいるし、継続することは難しい。だが、それを彼が出来たのは、尊敬する京都橘出身の偉大な先輩たちがいたからと言う。 「永井建成選手は僕の地元のFC大阪でプレーしていて、花園で試合を観にいきました。直接話したことはないのですが、試合中に常にポジティブな声をかけると聞いていて、GKとして守備の選手に安心感を与えるのは重要なことなのだと思いました。来年、東洋大からアスルクラロ沼津に加入する前田宙杜選手は同じ岩田FCジュニアユース出身で、中学の先輩に当たる存在。岩田FCから京都橘への道を作ってくれた人で、本当に僕が入る時もサポートをしていただいたので、僕も先輩たちに続けるように京都橘からプロの道を目指していきたいと思っています。だからこそ、自分が変わらないといけないと思えました」 来年は主軸としてチームを牽引していかなければいけない立場となる。より積極性を持って行動をしながら、チームに安心感を与える存在にならないといけない。 「初めての全国ではありましたが、初めてではないくらいの前向きな気持ちと意欲を持って挑めました。だからこそ今日の試合は勝って次につなげたかった。この悔しさ、経験を必ず来年のチームに還元して、もっと強くなってインターハイ、選手権と2度目、3度目の全国に帰ってきて今日のリベンジをしたいので、これからはより真摯に取り組んでいかないといけないと思っています。1月になったらすぐに京都の新人戦が始まるので、そこでライバルの東山に負けないようにチームを引っ張っていけるようにしたいです」 より積極的に。自分で自分を変えられた自信を胸に、平の成長はまだまだ止まらない。
FOOTBALL ZONE編集部