2年間MotoGP開幕戦を開催するタイ

　MotoGPは、2025年シーズンの開幕戦（3月2日決勝予定）をタイで開催することを発表した。 　MotoGPはこれまで、アジアやオセアニア地域で開催されるフライアウェイレースを10月のシーズン後半に実施しており、タイもその中の一戦として開催されてきた。 　一方で過去20年間、MotoGPの開幕戦は伝統的にカタールで開催されてきた。しかしラマダン（断食月）を避けるため、ここ数ヵ月は開幕戦の開催日程を遅らせるのではないかという憶測が飛び交っていた。 　結果としてMotoGPはタイでの開幕を決定。カタールGPの新たな日程はまだ明らかとなっていない。 　開幕戦の舞台が変わったことで、MotoGPは2025年のメインとなるプレシーズンテストをタイで予定しているようだ。 　さらにサーキットのプロモーターとタイ政府との2年間の取り決めの一環として、2026年シーズンもタイが開幕戦を行なう栄誉を手にすることになる。 　MotoGPを主宰するドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは「2025年と2026年の開幕戦がブリラムで開催されるタイGPに決定したことを大変うれしく思う。東南アジアは、スポーツにとっても、我々のファクトリーやパートナーにとっても、最も重要な市場のひとつだ」と語った。 　2025年の全開催日程は後日発表される予定だ。