萩原利久は“誠実さ”ゆえの苦悩がよく似合う 2度目の朝ドラ『おむすび』で放つ存在感
萩原利久が2024年の締めくくりに、2度目の朝ドラで放つ存在感
萩原には、誠実でまっすぐな思いを持ち、そのせいで苦悩する役がよく似合う。『おむすび』で演じる原口は、先輩調理師に対して思うところがありつつも、なかば諦め気味という役柄のようだ。食事管理に対して強い思いを持ちつつも、人との衝突を避けているような平成を反映する現代っ子らしいキャラクターになるかもしれない。そんな彼が翔也をはじめとした野球部のメンバーと関わることでどう変化していくのかが、新章の見どころの一つとなりそうだ。 萩原は、映画『世界征服やめた』や『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』では主演、ドラマ『リラの花咲くけものみち』(NHK総合)ではメインキャストの一人として、すでに3作品も2025年公開、放送予定の作品が発表されている。これはさまざまなクリエイターから信頼を寄せられている証拠だろう。2025年も萩原の魅力を堪能できる年になりそうだ。 2024年の締めくくりに、2度目の朝ドラ出演となる『おむすび』で、どんな存在感を放つのか。
古澤椋子