「掃除にお金はかけられない」といって「ボロボロの雑巾」で床を掃除する夫。衛生面も気になりますが、なにより使い捨てのフローリング掃除用シートでも、大した金額にはなりませんよね?
「ボロボロの雑巾」を使って床を掃除しているのを見て、衛生面や掃除の効率を考えたときに、少し心配になってしまう気持ちはよく分かります。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 実のところ、使い捨てのフローリング掃除用シートは、思ったよりも大きな負担にはならない金額で、手軽に清潔さを保つために役立つアイテムです。果たして、雑巾を使う方法と掃除シートを使う方法、どちらがより効率的で衛生的なのでしょうか。
古い雑巾を使う際の衛生リスク
確かにボロボロの古い雑巾を使うことについては、衛生面でいくつかのリスクがあります。雑巾自体が劣化していると、汚れや細菌がしっかりと拭き取れない可能性が高いからです。 雑巾に残った汚れや細菌が床や他の場所に付着することも考えられるため、これが衛生面での問題につながります。また、古い雑巾は洗濯しても完全に清潔な状態に戻すことが難しく、湿ったまま使われるとカビや雑菌の繁殖を招くこともあります。 さらに、古い雑巾の繊維が傷んでいる場合、掃除の効率が悪くなり、必要以上に時間がかかることもあるのです。
雑巾は使い捨てがおすすめ
雑巾は使い捨てが一番おすすめです。普通の衣類でさえ、洗い方や干し方を間違えると嫌な臭いが残ることがあります。そのため、洗剤を使わずに手洗いや簡単なすすぎで済ませた雑巾から「雑巾臭」がしてしまうのも不思議なことではありません。 私たちが過ごしやすい環境では、汚れから出た栄養分と乾ききっていない水分をエサにして、「黄色ブドウ球菌」や「大腸菌」といった細菌も増殖しやすくなります。これらの細菌が汚れを分解するときに出る臭いが、いわゆる雑巾の臭いの原因というわけです。 要するに、雑巾を常に衛生的に保つためには、普通の洗濯と乾燥だけでは不十分だということです。むしろ、使い捨ての雑巾を使う方が、清潔で効率の良い掃除はできるでしょう。
雑巾を繰り返し使う場合の洗濯ポイント
放置すると嫌な臭いがしてくるのは、雑巾の手入れが不十分であるサインです。雑巾も洗濯機で洗うことができますが、いくつか注意が必要です。例えば、皮脂や油汚れは洗濯用洗剤で落とせるものの、ほこりや砂などは洗剤だけでは取り切れない場合があります。以下のポイントを押さえて、雑巾を清潔に保ちましょう。 ●使用後すぐに洗う 汚れが定着しないうちに洗うことで、清潔を保ちやすくなります。 ●洗濯機に入れる前に、水ですすいで大まかな汚れを落とす あらかじめ大まかな汚れを落とすことで、他の洗濯物への影響を抑えます。 ●衣類と分けて洗う 衣類と一緒に洗うと汚れが移る可能性があるため、雑巾は単独で洗うことが望ましいです。 ●抗菌効果のある洗剤や漂白剤を使う 細菌の増殖を抑えるために、抗菌作用のある洗剤や漂白剤の使用がおすすめです。 ■手洗いで雑巾をきれいにするポイント 手洗いで雑巾を清潔に保つためのポイントをご紹介します。床掃除後の雑巾には、固形石鹸を泡立ててからもみ洗いすると効果的です。ぬるま湯を張ったバケツで行うと汚れが落ちやすくなります。 また、ぬるま湯に洗濯用洗剤と酸素系漂白剤を加えた溶液でのもみ洗いもおすすめです。酸素系漂白剤を使用することで、雑菌やカビが繁殖しづらくなります。洗剤や漂白剤を使用する際は、手を守るためにゴム手袋の着用をおすすめします。