アウター使いに適したカーディガンは“モヘア混”。温かさはもちろん着心地や見た目も優秀!
着慣れたハイゲージのカーディガンは便利だけれど、アウターとしての適性には欠ける。 見た目のボリューム感、着用時の保温力などを踏まえると、ふんわり柔らかなモヘア混に軍配が上がる。 ▶︎すべての写真を見る 素材特有の起毛感やリラックスした顔つきも、アウター使いに向いている。
「フィデリティ」
モヘアにウール、アクリル、ナイロンを混紡し、保温性や肌当たりの良さをアップ。毛羽を長めに取ったことで、60年代のモヘアカーデっぽい印象を保ちつつ、落ち着きのある表情に。 ゆったりとしたシルエットを活かして中に肉厚なスウェットを合わせることだってできる。
「ニードルズ」
モヘアブレンド素材を使った秋冬の定番モデル、今季は繊細なタッチで表現したバラ柄がお目見え。表は毛羽感たっぷりでも、裏はキレイに処理してあり、肌当たりのストレスなし。
「ワックスロンドン」
モヘアをはじめ複数の素材を混紡したリブニット製。コンパクトなボックスシルエット、ボタンの前立て裏の補強など、ダレずに着られる工夫が満載で、きちんとしたルックスをキープ。
「ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ」
ゆったりシルエットが心地いいブランドの定番は、生後3~6カ月のアンゴラヤギから取れるキッドモヘアを使用。起毛加工を施して、うっとりするほどの滑らかなタッチを実現した。
「ワコマリア」
天然素材と化繊、それぞれの長所を活かしたブレンド比率で、デイリーに着やすく仕上げた一着。毛脚は短めで触感はドライ。だから、春先だって使えるし、心地良く過ごせる。
「オーラリー」
羊毛を芯糸に南アフリカ産のスーパーキッドモヘアを甘撚りで紡績。驚くほど軽く滑らかな仕上がりを実現した。スタンドカラーのレトロな作りに、どこかほっとする雰囲気が漂う。
[番外編]ボタン代わりのシルバースタッズでアウター仕様に
前開けで着流す感覚で羽織れるのも、カーディガンの魅力。まさにそれを体現したのが、ネックからフロントに沿ってスタッズがずらりと並んだボタンレスなコチラ。 適度な重みで動きがついて、着姿はどこかセクシーに。さりげないロックな雰囲気もいい。 芹澤信次=写真(人物) 丸益功紀=写真(静物) 松平浩市=スタイリング 竹井 温(&'s management)=ヘアメイク 八木悠太=文 DAY COFFEE=撮影協力
OCEANS編集部