誰が止めんの天才・堀慎吾 4連勝掴んだ“至極の三色同順”親跳満「最高でした」/麻雀・Mリーグ
勝てる時にしっかり勝つ、それがプロの仕事だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月18日の第2試合はKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)がトップを獲得。怒涛の4連勝で、第1試合に箱ラスの内川幸太郎(連盟)が負ったマイナスを帳消しにした。 【映像】堀、“至極の三色同順”親跳満 試合は起家からセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、堀、BEAST X・中田花奈(連盟)、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)の並びでスタート。堀は東2局、醍醐から親満貫をアガり、東1局で跳満をアガっていたトップ目中田に迫る。その後は渡辺に満貫、親満貫と連続のアガリとトップ浮上を許したが、放銃は避け2着目で南入した。 南1局1本場、先制リーチで堀は4000点(+300点)のアガリ。親番の南2局、ここで天才の判断が活きた。ドラ9索をポンして345の三色同順のイーシャンテン。有効牌が限定される苦しい仕掛けだが、堀はすぐに三万を引きテンパイ。さらに片アガリの3・6索待ちも自ら3索をツモという力技だ。ライバルに混一色や対々和を意識させ、字牌を打たせず、悠々と成就した三色同順・赤2・ドラ3の1万8000点。視聴者は「天才すぎる」「やはり強いな…」「レベル違うわ…」「MVPだな」と賛辞や驚きのコメントを多数寄せた。その後もアガリ続けた堀、+87.4の大トップを獲得した。 これで6戦5勝、個人4連勝で昨年にU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)が記録したリーグ記録の個人5連勝まであと1とした。試合後は恒例の「うれしいですね」に加えて「ただツイているだけ。調子が良い時に勝てるのは当たり前なので、調子が悪い時のためにいくらでも勝っておくにこしたことはない」と冷静に語った。“至極の1局”は南2局の親跳満。「本当にこれ(ドラの9索)は鳴いていいのか?」と迷いながらの選択だったことを打ち明け、流局直前にツモれたことは「最高でした」と喜んだ。 チームは堀以外がピリっとしない。岡田紗佳(連盟)と渋川難波(協会)は未勝利で、1勝の内川は2ラスを引いている状況だ。それでも堀は「まだ始まったばかり。これからみんな勝って来ると思うので、引き続きチームのほう、応援よろしくお願いします!」と信頼を口にした。 【第2試合結果】 1着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)6万7400点/+87.4 2着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)2万5900点/+5.9 3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)1万8100点/▲21.9 4着 BEAST X・中田花奈(連盟)-1万1400点/▲71.4 【10月18日終了時点での成績】 1位 セガサミーフェニックス +258.9(18/96) 2位 赤坂ドリブンズ +156.6(18/96) 3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +142.7(18/96) 4位 KADOKAWAサクラナイツ +119.1(18/96) 5位 U-NEXT Pirates +1.7(16/96) 6位 TEAM雷電 ▲55.9(18/96) 7位 BEAST X ▲153.1(18/96) 8位 EX風林火山 ▲206.4(18/96) 9位 渋谷ABEMAS ▲283.6(18/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部