「今の自分より一歩前へ」 競歩・世界陸上銅メダリストの谷井さん、母校・滑川中(富山)で体験語る
日本サッカー協会の「こころのプロジェクト 夢の教室」が8日、富山県滑川市の滑川中学校であり、同校の卒業生で競歩の世界陸上銅メダリスト、谷井孝行さんが夢を持つ大切さを伝えた。 谷井さんは2015年の世界陸上50キロで日本勢初の銅メダルを獲得した。現在は自衛隊体育学校でコーチを務める。滑川中時代は野球部で、駅伝大会への出場を機に陸上を始めたと紹介。高校生の時に五輪でのメダル獲得と競歩の普及を夢に掲げ、競技に取り組んできたとした。 けがや病気に見舞われながらも、五輪には4大会出場。「辞めたいと思った時は初心に返って楽しさを積み重ね、今の自分より一歩前に進めばいいとの思いだった」と振り返った。