自民党の次期総裁「都知事選『石丸現象』受けて小林元経済安保相を推す声がある」と政治ジャーナリスト 菅前首相が推す「小泉進次郎氏」も有力
■「総裁選不出馬。相談せず決断か」
「昨日の昨日まで、岸田さんが出てくるんじゃないか、候補者が乱立する中で、現職の強みを活かして、ギリギリで決選投票で勝つんじゃないか、それを目論んでいるんじゃないかという話はかなり出ていたんですね」 「実際に私がきょう取材した議員も、明日岸田さんと面会する予定が入っていて、そこで岸田さんに条件を出して推薦するという話をする予定だったらしいんです」 「この日程はまだ全然動いていない、まだ明日の予定は入っているそうなんですが、いきなりきょう出馬しないという表明があったので、非常に驚いているそうです」 「つまり周りは、まだまだ岸田さんを続けさせるという勢力もある中で突然の表明、岸田さんは聞く力はあっても、相談する力はないと言われていて、全然相談しないで決めちゃうんですけど、今回も結局自分ひとりで決めて、突然表明したということだったようです」
次の自民党総裁にふさわしい人は誰なのか。FNNがことし7月に行った世論調査では、以下のような結果が出ています。 ・石破元幹事長 24.7% ・小泉元環境相 12.1% ・高市経済安保相 7.5% ・河野デジタル相 7% ・菅前首相 5.4% ・上川外相 4.8% ・岸田首相 4.1% ・野田元少子化相 1.4% ・林官房長官 1.2% ・茂木幹事長 0.9% ・加藤元官房長官 0.4% ・小林元経済安保相 0.1%
■「有力視される石破元幹事長。ただ自民党内で人気なし」
総裁選に向けた駆け引きが本格化するとみられる中、政治ジャーナリストの青山和弘さんは、「都知事選の石丸現象を受けて、小林元経済安保相を推す声がある」と話します。 広島県安芸高田市の前の市長・石丸伸二氏は、東京都知事選挙に立候補して、動画などインターネットで支持を呼びかけ小池知事に次ぐ2位の得票数を記録しました。 【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「9月に確実に首相になる人が変わるということはこれで確定しましたので、次の総理大臣は誰かというレースがここで号砲が鳴ったということだと思います」 「やはり石破さんの支持率が、一番高いので、やはり今自民党厳しい状況の中で総理大臣を変えて、岸田さんが言うように『新生』自民党を訴えたいということなら、やはり石破さんを担いでというのが、一番有力視されると思うんですね、石破さん本人もやる気を見せています」 「ただ、石破さんは自民党内で人気がないんですね、しかもこれまで4回出て、4回総裁選で敗れてますので、あまり新しい感じがしない。ここで生まれ変わった自民党を見せたいということであれば、やはり一つ在り得るとしたら世代交代なんですね」