自民党の次期総裁「都知事選『石丸現象』受けて小林元経済安保相を推す声がある」と政治ジャーナリスト 菅前首相が推す「小泉進次郎氏」も有力
■「菅前首相が推す小泉元環境相」
「そこで2番目に名前が挙がってきているのは、やはり小泉進次郎さんなんです。小泉さん43歳というぶっちぎりの若さですし、人気もありますし、菅前首相なんかも小泉さんを推しているところもあります」 「小泉さんに集まってくる力はある。ただ小泉さんの最大のライバルになりそうなのが、小林鷹之さん、49歳と小泉さんより歳は上なんですけど、当選回数は小泉さんの1期下の4回生なんですね、今までほとんど名前を知られていない、世論調査をしても0.1%という少ない数字なんですけど、この前都知事選挙で石丸現象なんていうのがありました」
■「都知事選の石丸現象。小林元経済安保相に同じ現象を期待する声がある」
「あまり知られていない若手の石丸さんが国を変える、政治を変える東京都を変えるということで160万票をとった、このような現象を小林さんに期待する声もあります。小泉さんと小林さんが食い合うんじゃないか、そんな中で石破さんがどのような戦い方を見せるのか、まだまだ様相はわからない状況です」 「やる気を持っている人はいっぱいいる。例えば高市早苗さん、幹事長の茂木さん、あと河野デジタル担当大臣などもやる気を見せています」
■「20人の推薦人集めなければ総裁選に出れない」
「ただ、やる気だけあっても総裁選には出られない。20人の推薦人が集まらないといけないし、実はこの20人の推薦人は、公開される名簿ですから、集めるのは難しいんですね。『私はこの人についていきます』っていうことを公にさらすわけですから、それは実は石破さんにしても、他の人にしてもこの20人が集まった段階で私が出られるんです、出ますっていう表明をするとなると、まだちょっと時間がかかる、これから綱引き、引っ張り合いが始まると思います」
■「総裁になった直後の総選挙を見送った麻生氏 結果として支持率下がり、民主党に政権交代」
新しい自民党の総裁が決まった後、衆議院の解散総選挙はいつ行われるのか政治ジャーナリストの青山和弘さんは「総裁選後にすぐ総選挙が定石」と語ります。 【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「新総裁になると、ご祝儀支持率で、一気に自民党の支持率と内閣支持率が上がるんですよ、しばらく経つと、何となくボロが出てきて下がってくるケースが多いので、普通に考えると新総裁が生まれて、前回菅さんから岸田さんになった時がそうだったように、一気に総選挙に打って出るというのが、定石だと思います」 「ただ、これも新総裁の性格によっては、そうしない場合もなくはないんです。例えば福田さんが麻生さんになった時は、そうすると思われていたのに、麻生さんがリーマンショックなどもあって、選挙を見送ってしまったんですね」 「結局支持率がまた下がって民主党に政権交代したんですが、同じようなことになるかどうか、これも新しい総裁が、どれだけご祝儀相場がでるかと、その人の考え方次第になると思います」