【MotoGP】「マルケスが速ければドゥカティにもメリットがある」マルティン擁するプラマック、ライバルも利用し強化?
MotoGPに参戦するプラマックのチームマネージャー、ジーノ・ボルゾイは2024年からドゥカティ陣営に加入するマルク・マルケス(グレシーニ)からはメリットも得られると語った。 【ギャラリー】レッドブルF1とアルファタウリ、4人のF1ドライバー集合! MotoGPライダー達とカートバトル|ホンダ・レーシング・サンクスデー2023 2013年のMotoGPクラスデビュー以来、ホンダで6度王者に輝く圧倒的な成績を残してきたマルケス。彼がグレシーニへと移籍し、現在のMotoGPを席巻しているドゥカティのマシンに乗ることは、2024年シーズンに向けて大きな注目を集めている。 マルケスは2023年型の型落ちマシンを走らせるが、2023年のシーズン終了後に行なわれたバレンシアテストでは、わずか1日の短い時間で長年使っていたホンダからの乗り換えにもかかわらず、総合4番手タイムを記録。パドック全体が2024年にマルケスがトップ争いに加わってくる可能性を意識している。 ボルゾイはマルケスのグレシーニ加入はドゥカティ陣営にとって問題になるだろうと語っている。しかしマルケスの速さは自分たちにとっても得るものがあると、メリットにもなりうると主張した。 「マルケスがドゥカティ陣営をかき回すかって? その質問には肯定すべきだろう」 ボルゾイはSpeedweekにそう語っている。 「マルケスが競争力を発揮しないだろうと言ったら、馬鹿げている。間違いなく発揮するはずだ」 「その事は我々にとって問題になるだろう」 「しかしそれは我々にとってメリットにもなる。こちらが賢明ならば、マルケスのスピードによって、さらに競争力を高めることができるからだ」 なお2024年を迎え、ドゥカティのマシンについてのコメントが解禁されたマルケスは、「予想よりもずっと早く適応することができたんだ」と語っており、今後の課題は「もっと安定して走れるようにすることだ」と説明している。 MotoGPは2024年2月6~8日にかけてセパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストが予定されている。このテストでもマルケスの走りは注目を集めることになるだろう。
Lorenza DAdderio