空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング55位。観客は戻ってきているが…。かつての盛り上がりはなし
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
55位:ガイナーレ鳥取 本拠地:Axisバードスタジアム(11,999人収容) その他ホーム開催地:オールガイナーレYAJINスタジアム(7,390人収容) 平均入場者数:2,434人 平均収容率:21.7% 2024シーズンのJ3でリーグ13位に終わったガイナーレ鳥取は、平均入場者数2,434人を記録し、収容率21.7%をマークした。 リーグ戦で最も収容率が高かった試合は、第12節の大宮アルディージャ(現・RB大宮アルディージャ)戦だった。この試合はゴールデンウィークに行われたことも影響し、4,272人がスタジアムに来場した。その結果、35.6%の収容率を記録している。 しかし、鳥取が今季最も盛り上がった試合は大宮戦ではない。YBCルヴァンカップ2回戦は浦和レッズとの対戦となり、浦和の熱狂的なサポーターが多数詰めかけた。その熱に連動するように鳥取のサポーターも多数来場し、7,677人を動員する結果となった。この試合の収容率は63.9%となっている。 J3に降格してから11年目のシーズンを終えた鳥取だが、コロナ禍で減少した観客も次第に戻ってきている。今季は11シーズン中3番目に多い平均入場者数を記録した。 鳥取の当面の目標となるのは、クラブが最後にJ2で戦った2013シーズンに記録した平均入場者数4,097人を超えることだ。これは簡単なことではないが、リーグ戦の順位を2024シーズンの13位よりも上げることができれば、おのずと目標に近づいていくだろう。
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