娘の言い間違いから生まれた「めだまごやき」! 目玉焼きと玉子焼きが融合した“革命的タマゴ料理”はアレンジも無限大
そうしたらフライパンに多めの油を熱し、弱火にして玉子を投入。全体が固まり、周囲はかりっと、黄身は半熟になるくらいまでを目安に、お好みで火を通してゆきましょう。
はい、これで完成! 「めだまごやき」。 これがですね、見事なまでに、周囲が玉子焼き、中央が目玉焼きの、いいとこどり料理なんです。ゆえに、2つのパーツで別々の味つけをしてやっても、よりつまみ力が高まっていい。
まず、玉子焼き部分にマヨネーズ&コショウ。
そしてそして、目玉焼き部分は当然黄身を崩して、そこに醤油。
どちらもうまいに決まってますが、境界線部分もその融合感がまたたまらなくて、あぁ、生きてるうちにこの料理に出会えて良かった……。あ、せっかくなのでもう一度全体像を見てやってもらえますか。その、夢の共演の様子を。
当然、全体にマヨ&ソースをかけてお好み焼き風とか、玉子焼き部分にチーズや明太子などを加えたアレンジバージョンとか、オムライスや焼きそばに使ってみるとか、下にハムやベーコンを敷いてみるとか、考えられるアレンジの可能性も無限大。夏になったら、旬の青唐辛子入りなんかもいいだろうな~。 ■作りかた(ひとりぶん) ■【材料】 ・玉子:2個 ・サラダ油など:大さじ1程度 ※分量は目安です。お好みで調整してください。 ■【作りかた】 1.生玉子1個をよく混ぜる。 2.そこにもうひとつ生玉子を加え、気味が崩れないようにざっくり数回混ぜる。 3.フライパンに油を熱し、弱火にして玉子2個ぶんを加え、好みの加減になるまで焼く。 4.お好みの調味料をかける。 ■ パリッコ ぱりっこ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。
パリッコ