企画展「新京成電鉄の風景」 沿線地域の発展たどる 来年4月の合併前に 船橋、28日まで
船橋市郷土資料館(同市薬円台)で、企画展「新京成電鉄の風景」が開かれている。国土地理院が公開している空中写真や同電鉄の元社員から提供を受けた写真などで、新京成電鉄や沿線地域の発展の歩みをたどっている。28日まで。 新京成電鉄は旧陸軍鉄道連隊演習線を利用し、1947(昭和22)年12月に新津田沼-薬園台駅間2・5キロを最初の営業区間として開業。以来、約80年間、沿線住民の暮らしを支えてきた。 来年4月、京成電鉄との合併に伴い京成電鉄松戸線に名称が変わることから、同館は「新京成の沿線開発と市の発展は直結している。ぜひこのタイミングで新京成になじみがある人もない人も関心を持ってほしい」と企画展を開いた。 会場では、市内9駅周辺の開業前後と平成、令和に撮影した空中写真が見比べられるようになっており、沿線の移り変わりが一目で分かる。新津田沼駅の変遷やその過程で一時期だけ存在した“幻の駅”をパネルなどで説明しているほか、同9駅の懐かしい写真も展示している。 入場無料。月曜休館。問い合わせは同資料館(電話)047(465)9680。