米記者に懲役16年判決 ロシア裁判所、スパイ罪で
【モスクワ共同】ロシア中部エカテリンブルクの裁判所は19日、スパイ罪に問われた米紙ウォールストリート・ジャーナル（WSJ）のエバン・ゲルシコビッチ記者に懲役16年（求刑同18年）の判決を言い渡した。タス通信などが報じた。記者は罪状を否認していた。 バイデン米大統領は声明で、ゲルシコビッチ氏は「何の罪も犯していない」とし、解放に向け全力を尽くすと表明。WSJも「恥ずべき、いかさまの判決だ」と批判するタッカー編集局長の声明を発表した。 ロシア治安当局は昨年3月、ゲルシコビッチ氏が米国の情報機関の要請に基づき軍産複合体に関する機密情報を入手しようとしたとしてエカテリンブルクで拘束した。
