亘理中2自殺 いじめも要因 再調査委員会が答申〈宮城〉
仙台放送
2019年、宮城県亘理町で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、町の再調査委員会は、いじめが自殺の要因の一つとする調査結果をまとめました。 2019年3月に亘理町の中学2年生の男子生徒が自殺した問題をめぐっては、おととしから遺族の求めに応じて、第三者による再調査が進められていて、12月18日、その結果が町に答申されました。 報告書ではSNSに「顔はいいけど性格が悪い」と書き込まれたことや、「死ね」を7回繰り返すメッセージを受け取ったことなど、4件をいじめに該当すると認定しました。 また、SNS上のトラブルなどで学校の指導に不適切なものがあったと指摘したうえで、男子生徒の自殺はSNSのトラブル、いじめ、学校で適切な対応が取られなかったことなどによる複合的な要因だと結論づけました。 亘理町 山田周伸 町長 「二度とこのような悲しい事案が発生しないよう努めていきたい」 男子生徒の遺族 「今回の答申で学校の不適切対応といじめというのを認めていただきましたが、それで自責の念がなくなるなんてことは絶対にありえなく、その環境から救ってやれなかったという親としての自責の念というのは、一生自分が亡くなるまで続くんだろうなという覚悟」
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