日本株の重大欠陥に実は「大逆転のチャンス」が眠っていた…!プロの検証でついに明らかになる「珠玉の“逆張り銘柄”30」を一挙公開する!
まだまだイケる!「日本株」の底力
日本企業の業績予想が極めて保守的なのに対して、アナリストたちのコンセンサス予想はかなり楽観的であることは、長らく株式市場の悩みのひとつである。 【一覧】ついに公開…!最強にして珠玉の「“逆張り銘柄”30」を見る! しかし、この悩みを逆手に取れば、かなり有効な投資アイデアが導き出せる。 前編「アナリストの失望の影に潜む「日本株復活」の意外な予兆…! これから株式市場に起こる「大逆転」の新たなシナリオ」では、全体として会社予想の営業利益がコンセンサスに対して保守的であることを確認した。本編では、この乖離によって生み出される投資アイデアを紹介していこう。 これから期待できる個別の銘柄を割り出していく前に、まずは業界ごとに企業の保守性に違いがあるかについて、見ておこう。 実際に、東証33業種(金融除く)ごとに、所属する銘柄のコンセンサス基準と会社予想基準の営業利益の伸び率の差でランキングをすると、上位10業種は次ページの表の顔ぶれとなる。 図:コンセンサス予想と会社予想の営業利益成長率の業種比較 1位はアパレル企業が多くを占める繊維製品、2位は紙パルプ、それ以下に医薬品、空運業、金属製品と続く。彼らがなぜ保守的になるのかを考えてみよう。 大まかな傾向としては、繊維や紙、飛行機の燃料となる原油、金属といったコモディティ絡みの業種が多く見られるのが特徴的だ。これは、そもそも商品価格は日々激しく変動し、確定的な予想が困難なことから、企業側がそのあたりを保守的に見積もっている可能性があるだろう。 また、円高に過ぎる為替前提が話題となったトヨタ自動車に代表される輸送用機器も、為替という予測困難な要素を含めて同様の要因だろう。 サービスなどの一部内需系の業種については、インフレの進行と実質賃金の回復の遅れが懸念され、明るい見通しに待ったをかけている可能性が高いだろう。何にせよ、こういった業種が、特に強いと言われる今期の予想の保守性を牽引しているようである。
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