酒気帯び、児童買春、わいせつ行為、捜査書類廃棄…不祥事相次ぐ兵庫県警、警察官4人処分
兵庫県警の男性巡査部長(39)が、オートバイを飲酒運転して事故を起こしたとして、道路交通法法違反(酒気帯び運転)容疑で25日、書類送検された。 兵庫県警は、巡査部長を停職6か月の懲戒処分とした。 巡査部長は阪神地域の警察署に勤務。7月16日午後10時すぎ、酒気を帯びた状態でオートバイを運転し、同県明石市の県道交差点でバスに追突した疑いが持たれている。 バスは回送運転中で男性運転手にけがはなかったが、巡査部長は頭などを強く打って病院に搬送された。血液から基準値の6倍以上のアルコールが検出された。 巡査部長はこの日、勤務終了後に大阪市内の飲食店で飲酒した帰りだったという。 巡査部長は「事故前後の記憶はない。申し訳なく思う」と話しているという。 また、阪神地域の署で刑事部門に勤務する巡査部長(57)は6月から8月にかけて3回にわたって、当時15歳の少女に対して1回3万~5万円を払って性的な行為をした。 巡査部長はSNSで少女にメッセージを送り、大阪市内のホテルで会っていた。 大阪府警の捜査で発覚。巡査部長は児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春)容疑で書類送検された。 このほか、複数の捜査書類を廃棄した男性警部(46)と、西播磨地域の警察署内などで、業務のため署に出入りする女性にわいせつな行為をした男性警部補(61)について、公用文書毀棄容疑と、不同意わいせつ容疑でそれぞれ書類送検した。 4人のうち、警部補と巡査部長は依願退職の意向を示し、警部は自ら階級の降格を求める「自主降任」を申し立てたという。
ラジオ関西