≪年末回顧≫イベントにも変化 時代の流れや大雨影響【佐賀県】
シリーズでお伝えしている年末回顧 今回は県内各地で行われた地区の行事やイベントです。 例年以上の賑わいをみせたものや大雨や時代の流れに見舞われ、大きな変化や迎えたものもありました。 佐賀市の夏の一大イベント今年で53回目の佐賀城下栄の国まつり。 「楽しかった」 「楽しく踊れてうれしかった」 一方、年々熱中症となる人が増加。 これを受け来年は5月末からの開催に変わります。 また、夏の風物詩の一つとなった佐賀市の川上峡花火大会。 約2500発の打ち上げ花火に加えて、120発以上の手筒花火が大会を盛り上げました。 Q.日本の花火はいかがでしたか? 【ポーランドから】 「素晴らしい。大きいでしょ。とても楽しかった」 そして、日本一の干満差を誇る有明海の干潟では大人も童心に帰るガタリンピック。今年も国内外の、約1300人が泥だらけになりながら競技に参加しました。 【嬉野市からガターザン参加者】 「怖かった。結構高かったです。すごい高くていつ離そういつ離そうと思っていました」 【愛知県から来た男性と吉野ヶ里から来た女性」 「ガタ、さいこう!」 一方で、大きな変化があったものも。 唐津市厳木町の広瀬地区で数百年前から伝わるとされる「広瀬浮立」 コロナ禍を経て今年5年ぶりに復活しましたが…。 【曲渕俊之会長】 「浮立衆1人1人に色んな事情がございまして本日をもって広瀬浮立の奉納を終わらせていただきたい」 地域の高齢化や浮立の担い手不足により長い歴史に幕。住民たちは万感の思いで浮立の終焉を見つめていました。 そしてこちらも今年は大きな変化が… 【リポート・岩部真衣】 「午前8時のバルーンフェスタの会場です。本来ならバルーンを見ようと多くの観客で賑わいますが、中止の決定をうけ、会場には撤収を急ぐ人の姿が見られます」 当初、80万人の来場者を見込んでいた佐賀の秋の風物詩「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」 今年は、大雨の影響で河川敷の会場が冠水し、2日目以降、競技以外の会場でのすべての出店・イベントが中止。 【相川製茶舗青柳貴信さん】 「仕込んでいた分を処分しています」 【リポート・木村賢勇】 「午前8時ごろの嘉瀬川河川敷です。こちら現在雨、風ともに強く吹いていて立っているのがやっとの状態です」 今回のイベントや出店の中止を受けて、出店できなかった業者を手助けしようという動きもありました。 【お客さん】 「インスタで拡散してくださいという投稿をみた。3000個と書いてあったので大変だろうなと思って、友達にも声をかけて皆さんの分を買わせていただきました」 最終日は天気が回復し、ようやく2回目のフライトにこぎつけ、待ちわびた人たちが空に浮かぶ熱気球とその競技を楽みました。 一方、毎年同じ時期に開催される唐津くんちには別の変化が・・ 【女性】 「きれいな宵曳山が見れてよかったです。雨が心配でしたけれどきれいでした。また来年も絶対に来ます」 【男性】 「勇壮な夜の景色と提灯がなんとも言えませんね」 バルーンフェスタ中止の影響もあり今年は3日間で去年より23万人多い約64万人が訪れ、集計が残る1988年・昭和63年以降、過去最高。 町には曳子たちの掛け声と鐘や太鼓が奏でる曳山囃子が響き渡りました。
サガテレビ