南こうせつさん作曲の明豊校歌 快進撃で反響拡大 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第10日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、明豊(大分)が中京大中京(愛知)を5―4で破って初の決勝進出を果たした。明豊の快進撃に合わせて、歌手の南こうせつさんが作曲した明豊の校歌「明日への旅」がSNS(ネット交流サービス)で話題を呼んでいる。 【明豊vs中京大中京】大熱戦の準決勝を写真特集で 「明豊の校歌、衝撃でした」「南こうせつさんが歌う校歌が新鮮」――。ポップス調のさわやかなメロディーの明豊の校歌が甲子園に流れ、「夢を あきらめないで」と共感を呼ぶ歌詞が響き渡ると、SNSでは驚きや称賛する投稿が相次いだ。作詞は南こうせつさんの妻・育代さんとなっている。 明豊は1999年創立の私立校。南こうせつさんは2001年に毎日新聞に掲載されたエッセイで「(明豊は)別府大付属高校と明星高校が合併してできた学校です。(当時の)別府大理事長の西村駿一先生とは、もう長いお付き合いです。大分に移った時、妻がクラシック音楽をやっていた関係で授業を頼まれ、非常勤講師として教え、同じころ、長男も高校に入学しました。そんなことがあって、新しい高校の校歌作りを依頼されたんです」と説明している。 さらに、「西村先生は『私は従来の校歌があまり好きじゃない。大げさに地元の山や川の名前が出たり、何とか高校って終わって、印象がよくない』と言うんです。『名所旧跡関係はいらない。好きなように青春をたたえてほしい』と。それで、作ったのが校歌『明日への旅』でした」とつづっている。【新井隆一】 ◇決勝戦もライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、決勝もライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。