この夏食べたいかき氷!溶ける前に撮れ!見るだけでテンションMAXの映える3品
削った氷にシロップをかけるだけのシンプルなかき氷は最近あまり見なくなり、年々進化を遂げている。オリジナルシロップやソース、クリームやフルーツなどのトッピングなど、多彩な要素で構成されたパフェのようなかき氷も珍しくない。今回は思わず写真に収めたくなる見目麗しいかき氷を紹介する。 梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR」の「至極の梅かき氷 星空×梅」 ■ノンアルもある!星がまたたく夏の夜空をイメージした「至極の梅かき氷 星空×梅」 梅酒で知られるチョーヤ梅酒が運営する、東京・銀座にある梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR」では、9月26日(木)まで星降る夜空をイメージした「至極の梅かき氷 星空×梅(ホシゾラカケルウメ)」(1980円)を期間限定で提供中。 一見すると梅酒とはわからないパープルのかき氷に、星形のラムネが散りばめられ、脚付きグラスに盛り付けられたそのさまはまるでカクテルのよう。グラスの底には完熟梅とクランベリー、バタフライピーで作ったジュレが入り、その上にバタフライピーやブルーベリーのフルーツ氷、梅とミルクのエスプーマを重ねて、トッピングには星形ラムネ、梅あられ、フローズン完熟南高梅と、パフェのような層が楽しめる。 「至極の梅かき氷 星空×梅」には3種類の梅酒シロップが付く。シロップは、紀州産南高梅種とレモンを使用した「檸檬梅」、紀州産完熟南高梅100%のピューレを使った「至極の梅」、国産抹茶と本格梅酒「The CHOYA」で仕上げた「抹茶梅」の3種。星空をイメージしたフルーツ氷に梅シロップをかけると色合いが変わり、味の変化だけでなく見た目にも楽しませてくれる。また、トッピングのフローズン南高梅をくずすと強烈な酸味の梅エキスが飛び出し、さらに味わいが変わる。 梅酒カクテル専門店だからできる組み合わせで、梅や梅酒の魅力を存分に堪能できるかき氷。アルコールが苦手な人でも食べられるようにノンアルタイプの用意もあるので、すべての梅好きが楽しめるのがうれしい。さらに、2時間30分、梅酒カクテルやノンアル梅酒カクテルなど100種以上のドリンク飲み放題とスイーツがセットになった「梅づくしアフタヌーンティー&ハイティー」コース(平日5700円、土日祝6000円)のデザートとして「至極の梅かき氷 星空×梅」を選ぶこともできるので、ちょっと贅沢に梅の魅力に浸るのもおすすめ。いずれも予約が必要だ。 ■おいしそうなおむすびと思いきや…。えっ!?かき氷???「海苔と明太子のふわふわおむすび」 東京・中目黒にある四季で変わるスイーツ専門店「ナナシノ」。春は桜スイーツ専門店、秋は焼き芋スイーツ専門店、冬はチョコレート専門店と季節感のあるスイーツを提供する。現在は「ナナシノ氷菓店」として営業中。店内利用は完全予約制で2日前の21:00~予約が可能となる。 そんな「ナナシノ氷菓店」の8月限定メニューが「海苔と明太子のふわふわおむすび」(1950円)。メニュー名だけではかき氷感はゼロ!実際のかき氷も遠くから見るとおむすびに見えてしまうビジュアルだが、氷菓店のメニューなので間違いなくかき氷であり、思わず笑ってしまうかわいさだ。 この“おむすび”、見た目だけじゃない。氷の中にはキュウリやナス、ミョウガ、ショウガ、大葉などで作る山形県の郷土料理「だし」と明太子ソースを忍ばせていて、さらに木綿豆腐みそ、昆布醤油ミルクシロップ、自家製海苔ソースなど、かき氷なのに多彩な“ご飯のお供”で構成されている。 この“おむすび”は、今年初めて登場した食事系かき氷のシリーズで、6月は「海苔と梅」、7月は「海苔とツナ」が登場。「海苔と明太子のふわふわおむすび」はその第3弾となる。すでにこのおむすびシリーズのファンもいるそうで、人気の一杯となっている。氷菓店としては営業も8月28日(水)までなので、ここでしか食べられない“おむすび”は要チェックだ。 ■数量限定の贅沢な逸品!三浦半島のスイカを使った「SHAVE ICE SUIKA」 神奈川県・逗子にある大人のマリーナリゾート「リビエラ逗子マリーナ」にある、L.A.セレブ御用達レストラン「マリブファーム 逗子マリーナ」では、初のかき氷提供を行っている。地下250メートルに眠る400年前の信州深層天然水を、48時間かけてじっくり凍らせた氷を丁寧に削ることで実現したふわふわ食感がウリ。4種のかき氷を提供しているが、注目は見た目のインパクトがすごい「SHAVE ICE SUIKA」(4700円・サ別)。 同じ神奈川県三浦の特産品であるスイカを使った「SHAVE ICE SUIKA」は、小玉スイカが丸ごと器になっていてインパクト大。丸く果肉をくり抜き、スプーンですくった果肉を敷き詰めた上に削った氷をのせ、くり抜いた果肉をトッピング。そこにかけるのはアガベシロップを加えて仕上げたオリジナルのチーズソース。スイカのジューシーな甘味と濃厚なチーズソースは相性抜群で、まるでスイカのレアチーズケーキのような味わい。 エディブルフラワーやミントをトッピングして見た目も鮮やかな「SHAVE ICE SUIKA」が完成。味の要でもある三浦の小玉スイカは、大玉スイカのようなシャリ感と糖度の高さが特徴。ツルの管理や交配、均一な色になるように生育させる途中で玉を置き直すなど、丁寧に手作業で育てられるため市場にもあまり出回らない希少品。それを存分に楽しめるなんて、なんとも贅沢というもの。数量限定なので事前予約がおすすめだ。 冷たくて、甘くて、おいしいのがかき氷のよさだが、かわいくて、美しくて、ユニークなビジュアルはさらに気分を上げてくれる。スマホが放っておかないインパクトのあるかき氷で、ワクワクするおやつタイムを過ごそう。 取材・文=岡部礼子 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。