＜東京SG・埼玉＞スタメンで登場した稲垣（撮影・篠原岳夫）

　◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第1節　埼玉33―12東京SG（2024年12月21日　味の素スタジアム） 【画像】あれ？ラグビーW杯、競技場で「スーパードライ」の広告が… 　4季目を迎えたラグビーのリーグワンが21日に開幕し、昨季準優勝の埼玉が同3位の東京SGを33―12（前半13―0）で下して白星発進とした。 　前半12分、埼玉はSO山沢京平（26）のペナルティーゴール（PG）で先制。同22分に日本代表のWTB長田智希（25）が快速を飛ばしてトライを決め、同37分にも長田が再びトライを決めて13―0で折り返した。東京SGは後半4分にCTBイザヤ・プニヴァイ（24）のトライでようやく初得点も、さらに3トライ、1PGを奪われて突き放された。 　埼玉のプロップ稲垣啓太（34）は、11カ月ぶりの公式戦先発出場。昨季1月13日の相模原戦を最後に公式戦から遠ざかっており、2月末には手術を受けたという。自身初の長期離脱から復帰を果たし「こうしてフィールドに立つのは素晴らしいこと。立ち続けたい思いはある」と感慨を込めた。 　この日は手術明けの不安を感じさせない鋭いタックルを披露するなど後半7分までプレー。「全部がうまくいったわけではなくて苦しい時間も多かった。でも勝ちきったのは良いスタートになったのではないか」。復帰戦を勝利で飾り「少しずつ自分が成長できているのも実感できた」と充実感をにじませた。